シンガポールでの解剖実習 | 美容外科開業医の独り言

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本日まで診療を休ませていただき、解剖実習に参加してきました。

注入用ヒアルロン酸製剤として国内で承認を取得しているレスチレンシリーズを販売するガルデルマ社主催のGAIN(Garderma Aesthethic Injector Network)プログラム。前回はコロナ前の2018年に参加したので通算2回目です。

参加はアジア13ヵ国から113名。中堅若手を中心とした参加でしたが、日本国内はレスチレンシリーズが諸般の事情でプロモートのリスタートということで、私のような「おっさん」にも声がかかりました。

日本からは7名の参加。老若男女の構成で、私が最長老(笑)

 

まずは初日。どうせ同じ日数を休診するなら夜中発の便で早朝着として時間を有効に使おうということで、ほとんどのドクターと一緒にシンガポールに早朝入り。

とりあえず私一人で朝から熱帯の街をランニング。

定番のマーライオン

 

Maxwellフードコートに行って

 

天天の海南鶏飯を朝ご飯に。

 

その後はみんなでアフターヌーンティーをして、観光と夕ご飯。

 

林先生、西川先生、慶田先生、今泉先生、私、篠原先生

 

ディナーはチリクラブで有名なRed houseへ。

 

 

そして翌日から2日間の解剖実習の始まり。

 

まずは座学でお勉強をして、

 

御献体を用いての解剖実習の始まりです。

 

最近ヒアルロン酸注入においてはボリュームよりもリフトアップの手技が世界的トレンドとなっています。日本国内承認製剤のレスチレンシリーズならではの持ち上げ効果をどのように使えるか、顔面の靭帯や筋付着部の構造と強固さを実際に目で見て理解し、また血管や神経の走行を把握してトラブルを回避するためのポイントを再認識。

日本国内では実際に構造を直接目で見て勉強することができないので、大変学びの多いセミナーでした。注入に特化したセミナーですので、講師の先生方の指導するポイントも他の解剖セミナーとは違って明確で実践的であり、経験や年齢に関係なく勉強になった会であったと思います。私自身は何度か注入剤関連の各社国際的セミナーに参加していますが、今回の会が最も効率よく新しい知識をインプットできたと思います。

 

 

参加の先生方と。前日のメンバーに加えて、高須先生も一緒に。

 

夜ご飯はビフグルマンを獲得しているBlue gingerでプラナカン料理を。

 

 

 

セミナー2日目もみんなで協力して解剖をお勉強。

 

 

 

セミナー終了後、偶然ホテルで一緒になった講師の先生も一緒に。

 

 

帰国の飛行機の時間まで余裕があり、みんなでセントーサ島に行き、マレーシア料理を食べて、ジップラインを楽しみました。

チャンギ空港到着後に一波乱ありましたが、無事全員帰国しました。

 

今回得た知識を患者様にフィードバックし、当院独自のリフトアップ治療に磨きをかけていきたいと思います。

日本では2社だけがヒアルロン酸注入製剤で厚労省の承認を得ています。もう一つの会社と比較しての製剤の相違を学んで、使い分けをより明確にできるかなと思います。

この会社の製剤は特徴がしっかりあり、またアレルギーも少なく非常に使いやすいので、今後はますます使用するユーザードクターが増えるといいなと思います。