第41回日本美容皮膚科学会参加〜その1〜 | 美容外科開業医の独り言

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週末は都内の京王プラザホテルで開催された日本美容皮膚科学会総会・学術集会に参加してきました。

 

前日は代議員会。学会の運営や予算、役員など様々な承認事項に賛成して小一時間。

 

そのあとは会長招宴。銀座の交詢社倶楽部にて。初めて入りました。何とも格式高い感じです。

 

乾杯はドンペリ。ついつい2杯飲んでしまいました。

 

 

招宴は学会の代議員や演者、大御所の先生方が招待されるクローズドな会。昔は呼ばれるとビクビクして小さくなっていたものですが、今では気がつけば若手とは言えない世代に。

 

今回の学会では、講演6つ、事前録画対談1つ、ハンズオンセミナーでのシークレット講演1つ、座長3つ、共同演者1つ。

学会期間中、ずっとお仕事という感じです。

 

 

さて学会初日。

 

まずは午前中の共同演者になっている一般演題で、演者のドクターを質疑応答時にサポートしたあと、当院でも3台導入しているエレクトロポレーション機器メソナJに関するランチョンセミナーの座長。

 

 

 

厳しくなく、かつ必要なインフォメーションを導くための質問をさせて頂いたつもり。

 

そしてスイーツセミナーでムービング式ハイフ、リフテラの講演。この機器は痛みをマネージできる簡便なハイフであり、スタートには最適な機器。講演では照射に必要な解剖から作用機序、機器の特性など広く解説しました。その時間、何と1時間。

でも疲れたという間もなく、シンポジウムシワたるみのbasicにて、またハイフの講演。基礎と臨床について25分ほどお話しし、その後は楽しい討論タイム。

 

最後に演者、座長と。

 

そして学会の委員会が主催する中間報告のセッション。これまたハイフについて。基礎理論を中心に30分ほど解説しました。

 

昨今のハイフ認知度の高まりで、導入されるクリニックが増え、それと同時にトラブルも増えている状況です。私が完璧とは言いませんが、少なくとも正しい理解と使用が求められている現状。それに応えるべく色んなことを盛り込んで講演させていただきました。

 

その他、事前収録していた対談もランチョンセミナーで公開されました。これは当院で新に導入したADVA Txという最新レーザーについて。まだ日本での導入施設は殆どないので、シンガポールのDr.に解説頂き、最後に私と対談してその適応などについてお話ししてもらうという企画でした。

この機器、589 nmという赤色に効く波長と1319 nmという水分吸収の波長の2つが搭載され、かつ非常に短時間かつ小さなエネルギーを細かく断続照射することで、従来のようにズドンと照射せずマシンガンみたいに照射するシステムを持っています。痛みが軽度でも十分なエネルギーを与えることが可能で、皮脂腺を破壊、ニキビの炎症を止める、シワの改善、肌トーンの健常化、くすみ、肝斑(表皮&真皮改善)、赤ら顔改善、ケロイド治療など様々な可能性を持っています。

特に肌トーンには即効性がありパーティーレーザーと言われるほど、今アメリカで話題になりつつあります。

テスト結果も上々なので、もうすぐしたらモニター募集して、その後本格稼働予定です。

 

そして引き続き夜は会員全体の懇親会へ参加。更にそのあとは来日したフランス人ドクターなどと食事会(写真撮り忘れた!)。

長い一日でした。