京都で開催された国際美容学会AMWC Japan参加〜その2〜 | 美容外科開業医の独り言

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前回の続き。

学会2日目。この日は2つの座長と1つの講演。

 

朝は早起きして、Run。会場そばのホテル、宝ヶ池プリンスから上賀茂神社往復で9 kmほど。

上賀茂神社参拝も、朝早すぎて拝殿まで入れず。

 

途中で鹿に遭遇。ちょっとビビりました。

 

 

さて、学会場へ。朝は機器治療のトレンドのセッションにて座長。

ピコ秒レーザー、ソフウェーブ、マイクロニードルRF、韓国の機器治療トレンド総論について講演がありました。

その中で台湾のWang先生は科学的根拠をベースにマイクロニードルRFに対してやや否定的な意見をも述べつつ、解説をしてくれました。このような内容は日本では憚られ、もしくは時に感情的な批判になるのですが、きちんとサイエンスをベースにした国際学会らしい内容でした。日本は様々な治療に関して科学的根拠が薄く、医師の個人的概念だけで不思議な理論構築がなされることも多いので、科学は大事です。昨今流行する細胞培養系や様々なアンチエイジング系薬物治療も含めて、もっと科学的でありたいものです。

 

演者の皆さんと。土屋先生、Dr. Chao-Chin Wang、私、河野先生、Dr. San Ju Lee。

 

そしてお昼はAMWCの国内外の委員が集まってランチミーティング。来年以降の構想を練りました。

私自身の考えがあり、若いドクターや非形成外科・皮膚科医のためのしっかりとした教育システムも必要ということをブロークンイングリッシュで延々と力説させていただきました。理解してくれたかな。

 

 

午後は美容医療初心者に勧める治療の選択肢というセッションで座長と講演。私は初診の患者様への説明と理解、いわゆる患者教育の重要性についてお話ししました。

初診時に実際に出せる効果などをきちんと嘘なく説明し、それに沿った結果を出すことで信頼関係ができて長期受診して頂けること、ビジネスに偏って目先の利益を得ようとするのではなく、医療として正しい方向性を持って診療をしていこうという長期的ビジョンに基づく診療方針を解説しました。

演者の皆さんと。Dr. Peter Peng、私、Dr. Geun-Soo Lee。

 

今回はたくさんの日本人ドクター、医療関係者に参加いただき、総数で800名ほどだったそうです。盛大な会となりました。

 

沢山、集合写真を撮りました。

女子に囲まれる率の高い学会でした(笑)

 

 

 

来年は11月10〜11日、東京で開催予定です。

私自身、委員会の一員として、準備や直前の演者からの質問、連絡などでかなりバタバタしました。表で華やかに脚光を浴びるのと違って、実務はあまり日が当たらない仕事だったので、ちょっとエネルギーを吸い取られました。

事務局も体制が出来上がったので、演者の招聘など来年はお任せしようかなと思います。

 

 

さて、学会終了し、お疲れ様会。

しゃぶしゃぶ発祥のお店だそうです。

 

月曜始発の新幹線で帰京して、診療びっちりでした。