本日は
静岡側の富士山へ、
富士宮市の
猪ノ頭というところ。
こちらも
田圃に写る逆さ富士なのですね。
こにらには
仕事やプライベートで
何度か訪れています。
今日は
とある滝を
小学生たちをご案内するという
ガイドのお仕事なのですね。
猪ノ頭は
井ノ頭。
湧水が豊富は場所です。
なので
山葵(ワサビ)の栽培や、
湧水を利用しての
ニジマスの養殖やら、
さまざまな産業が昔から
行われて来た地でもあり、
こちらは、
ニジマスの養殖と
つかみ取りの施設。
風光明媚なこの土地の
湧水が
どこから来るのかと言うと、
富士山がかつて噴火を繰り返し、
この一帯に溶岩流が流れ、
それが
西側にある天子山地に沿って南側に流れて行く…
天子山地からの水と
富士山の伏流水が
合流するところ。
今回も目的地は、
『陣馬の滝』
白糸の滝に比べて
あまりにもマイナーなのだけど
実は
芝川の支流となる
その名も
五斗目木川(ごとめきかわ)の
始まりの滝なり。
ごとめき川の
名の由来は、
やはり
この囂々たる瀧川の音からなのでしょう。
グリーンタフ❣️も
混じってる?
これまた
大きな堆積岩の上に、
まるで
インスタラーションみたいな、
釣具あり。
そうして
今回の
小学生の女の子が
凄いものを見つけました!
えええええ!
金鉱石ではないかしら?
左の尖った石は
変成岩?
右がその…
ここで
金鉱石を見つけた子供は
おそらく
初めてのこと。
だけど、
この滝の奥の
『毛無山』ったら!
武田信玄の時代には
金山として名高かったのですよ!
『山梨県南部の天子山地は毛無山から南北に連なって、静岡県との県境を成しており、約1500万年前の新第三紀の火山岩・泥岩に入り込んだ石英脈として金鉱石などが産出する。
身延町の湯之奥金山と富士宮市の富士(麓)金山は同じ鉱脈を東西から採掘した鉱山である。町内の下部エリアには雨河内川上流の常葉金山、栃代川上流の栃代金山、本栖湖南西の川尻金山などが知られている。
その毛無山の山腹にある中山金山・内山金山・茅小屋金山の3つの金山を「湯之奥金山」と総称する。高い山の金脈を追った金山衆の技術を示し、江戸期に盛んになる金・銀山の源となった戦国期の金山の姿を今に伝えている。』
『甲斐の国を本国とした武田氏は、信玄とその子勝頼の時代に支配領域を最も拡大し、それは信濃、駿河、上野、遠江、三河、美濃、飛騨、越中にまたがっていた。
それらの地には、武田氏との関わりを伝える金山が今でも多く存在している。』
ひょうたんから駒とは
まさにこのことだね。
それにしても…
爆爆の流るる
この滝の美しさよ。
そして、
この水の清らかさよ…
11時近くなり、
陽が差し込んできたら、
ますます
饒舌に語り始めた。
この日は
午後も他のお仕事あり。
連日休む間もないのだけど
これってやはり
コロナ禍も終わり
日常が戻ってきたのだろうか…。
ありがたいやら、
すっかり怠け癖がついてしまったわたしには、
ある意味過酷やら…。
やっとこさ
自宅に戻ると、
おつかれさま、
と
癒してくださる富士さま。
そして、
山の端に沈む夕陽の
織りなすグラデーション…
ありがたや、
明日もがんばります。