ここ2~3年、ハンパなく低迷した運気を彷徨っておりました
人付き合いも仕事も。
自分なりには一生懸命対応しても空回りする
わずか2か月の間に2回転倒し、6か所も骨折したし
骨折が治った頃に転移が見つかり、抗がん剤治療が再スタート
コーヒー飲んだだけで前歯が折れて、眼瞼下垂の診断まで下される
もう、笑うしかない
あはははははは・・・・・・
で、ここへきて、やっとわずかながら運気上向きの兆候が見え始めた
本当に、ごくごくわずかではありますがね。
乳がんが見つかるまでの10年間、息子と2人で空手の稽古に通い、試合にも出場したりしてました。
乳がんが見つかって、同時に私は稽古をやめた。
息子を稽古に連れていけないことも増えて、また母親のガンでメンタルダウンした息子。
私の病気をしらない一部の指導者から「サボってる」だの「情けない」だの言われて、とうとう「空手」という言葉を聞くだけで涙目になり、稽古の日には朝から下痢、道場に向かう車の中で吐くほどになった。
その後は陸上に打ち込んで、私からも「空手」に関する話題は一切出さないようにしてました。
ですが。
ですが。
本当は私、息子が空手してる姿が大好きなんです
型がキレイで、強くはないけど上手い。
他の道場の先生からも「キレイな空手」とお褒めいただいてて、息子が空手している姿を見るのが本当に好きだったんです
もし、リアルに「死」を迎える時期が来たら、最後にもう一度、空手着の姿を見せて欲しい…と思ってました。
(口に出したことはないけど…)
その息子がつい先日、「久しぶりに稽古みにいかへん?」と、自分から誘ってきました。
カマかけられとんか?????
下手なこというと、へそ曲げるんちゃうやろか?
「いつ行く???」
私のスケジュールと自分のスケジュールを確認して、見学日を決めた息子。
娘も一緒に4年ぶりに稽古見学に行きました。
真剣な目つきで稽古を見ている息子の横顔を見て、「トラウマが戻ってくるんじゃないだろか?」と私は不安で不安で。
家に帰ってきてから、4年前にバッグを開けるのも嫌で、そのままクローゼットに突っ込んだスポーツバッグを引っ張り出してきました。
4年の間に30センチ近くも身長が伸びている息子。
パパやらママやらお姉ちゃんやらの稽古着の中から、今の自分に合うのを探してる
「もう一回、稽古行くわ~」
先日、4年ぶりの稽古に参加してきました。
高校生になった息子に母親が付きそうのもどうか…と思ったので、私は車で送って行って、ドアの影に隠れてチラチラ
嬉しかったな
4年ぶりでも、2歳から叩き込まれた身体はキチンと覚えてました
少し諦めモードだった願いが叶った瞬間でした
まあ、4年前の空手から逃げ出したあの日。
中身を入れたまま隠したスポーツバッグの中から、4年前のお茶が入ったままの水筒が出てきたことは許してあげよう
後ろ向きに考えれば、一つ一つ、やり残したことを消化してるのか
やり残すして後悔するより、この方が幸せだな。