説得力のある営業マンは、言葉の端々に具体的な数字を盛り込む
その方が、聞く側がイメージしやすく納得しやすいから。
毎年検診を受けたにも関わらず、2015年に入ったばかりの1月から違和感があった。
身内に乳がん罹患者は1人もいないのに、8月に検査を受けた時には「ステージ2B」。
たった1年の間に、腫瘍はすでに2センチに大きさになっていた。
5年後生存率50%
影響力を持つ人が、これだけ具体的な数字を盛り込んで大々的に発表したら、そりゃ世間は大騒ぎになるさ
Twitterなんか見てたら、
「絶望的な数字じゃん」
「残りの人生を悔いのないように」
「5年後に●●さんがいなくなるなんてショック…」
おいおい、
生存率と余命が一緒になってる
それもこれも、「5年後の生存率50%と宣言された」と、『宣言』って言葉を使って発表したからですかね。
生存率の話だったはずが、いつの間にか「宣言」「宣告」「余命」と変換されとる
5年後生存率宣言が「余命宣告」という子どもを勝手に生み出して、「余命5年」というモンスターに進化して暴れまくってる今のネット情報
これじゃあ、検診うけて早期発見する意味がない
早期発見しても5年しか生きられない(と勘違い)し、そんな怖い宣告受けるくらいなら、何も知らないまま最後を迎えたいと希望する人も出てくる(と思う)
まるで検診を受けるメリットを感じない啓蒙になっちゃったね
むしろ、検診への不信感を高める方向に進んでますな
テレビやネットニュースで「5年後生存率50%」と見るだけで、吐き気を催す
もうやめてくれんかな~
テレビやネットの前には、今現在治療中の人もいることを忘れないで欲しいです。
退院会見、すっぴんで疲れた顏してましたね。
一緒に泣いてくれるステキな旦那様と息子に支えられながら、「いや~、あの時は精神的にどん底でさ~~~情報が間違って広がっちゃって大変だったよ」なんて、明るく戻ってきて下さい