今回はキャラクターごとの章を順次解説していきます。
1:解説、2:個別感想という形式で表記していきます。
 
各キャラあたり長くなるので1記事2キャラずつの紹介になります。
第4弾!
テリオン、アーフェンのシナリオです。
 
2人のキャラ紹介のページはコチラです。

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テリオン

 

※トラベル順序

1章:クリフランド地方「ボルダーフォール」

2章:フラットランド地方「ノーブルコート」

3章:サンランド地方「ウェルスプリング」

4章:フロストランド地方「ノースリーチ」

 

 

☆2章:解説

 

ヒースコートから得た情報で奪われた竜石の一つ
「赤竜石」があるというノーブルコートに到着。

街外れの屋敷に住む学者オルリックが赤い石に執着し、
かつての同僚すらも寄せ付けず研究に没頭していると知り、
アタリをつけます。

オルリックと袂を別ったバーラムは、
オルリックを狂わせてしまった赤竜石を盗んでほしいと、
屋敷への潜入の手筈を整えてくれます。

オルリックは変わってしまいましたが、
そんな彼を未だに兄弟だと慕うバーラム。
その姿を見て、テリオンはかつて泥棒稼業を共にした、
兄弟ともいえる相棒ダリウスのことを思い出します。

屋敷への潜入、オルリックを退け、赤竜石を取り戻し、
元の持ち主であるコーデリアに渡します。
依頼の品は残り2つ。

 

 

☆2章:感想

 

この宝石、ただの装飾品の類ではなく、
何か呪術的な要素を持っている石ではないか?

と疑ってしまいました。
サイラス編に近い匂いがしますね。
 

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☆3章:解説

 

ウェルスプリングの闇市にて緑竜石が競りに出されるという

情報を掴み、盗賊のスキルを駆使して何とか闇市に潜入を試みるテリオン。
しかし直前に、別の盗賊団によって緑竜石は奪われてしまいました。

闇市の洞窟の奥へ行くと、
そこにはかつての相棒で袂を分かったダリウスがいました。
ダリウスは今、有名な盗賊団の首魁をしており、
テリオンが生きていたことに驚きます。

実は昔、テリオンとダリウスはヤバい仕事を請け負い、
その時の相手の報復としてテリオンは命を狙われ、
ダリウスが相手の走狗となってテリオンを陥れた経緯がありました。

兄弟と思っていた相棒に裏切られ、崖から転落するテリオン。
かろうじて失命は免れましたが、裏切りによって荒んだテリオンは、
孤独な盗掘生活を送っていた。

ダリウスの現在の側近であるガーレスに阻まれ、
ガーレスを倒すもダリウスには緑竜石を持ったまま

逃げられてしまいます。

コーデリアには緑竜石を手に入れらなかった報告をした時、
執事のヒースコートからダリウスが現在、

ノースリーチという街を根城にしており、
おそらく黄竜石も手にしているであろうことを聞かされます。

同時にコーデリアは両親を失った時に財産目当てで近づいてきた

やつらに、色々なものを奪われたことを明かされます。
竜石も一度すべてを奪われ、1つはヒースコートが回収したが、

残りの3つはテリオンに任されたわけで…。

裏切られたことがあるから信用することの大事さがわかる。
テリオンは彼女のその言葉が胸に刺さりつつも、
ダリウスと決着をつけるため、最後の街へ向かうのでした。

 

 

☆3章:感想

 

過去に裏切られ命を失いそうになるというところで、
幽遊白書の蔵馬と黄泉みたいな関係だなとか思いましたw

テリオンの方が黄泉っぽい存在で、
黄泉ほどレベルアップしていないのがアレですがw

 

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☆4章:解説

 

テリオンがノースリーチに到着すると、既にテリオンの手配書は

街に出回っていて、瞬く間にダリウスの部下に包囲されてしまいます。

しかし、そんなテリオンの窮地を救ったのは、
コーデリアの執事をしているヒースコートでした。

隠れ家に潜んでいる間に、ヒースコートはテリオンに、
かつては自分も名の知れた盗賊であったことを告白します。

ヒースコートがレイヴァース家の執事になったのは、
コーデリアが生まれるよりもずっと前、先代の時代。
若かりし頃、この世に盗めない物はないと自負し、
レイヴァースの屋敷に忍び込み捕まった。

レイヴァース家の先代はヒースコートを衛兵に突き出さない
代わりに、竜石を守ることになるであろう
娘の護衛をしてほしいと持ち掛け、ヒースコートはこれを承諾。

相手に情けをかけられては盗賊の名折れ、
そういう思いで最初は執事になりましたが、
先代が自分に全幅の信頼を置いてくれることで、
本当に大事なものを見つけたとヒースコートは語ります。

先代の死で利益を目的にレイヴァース家に近づいた連中に、
竜石を奪われて失意にいたコーデリアは、当時誰も信じられなくなった。

裏切られたことで負った心の傷は信じることでしか癒せない。

ヒースコートはかつて自分が先代にしてもらったように、
コーデリアに信じてもらうためにコーデリアを信じ続け、
今の彼女があるのだと。
そしてコーデリアはテリオンを信じて竜石の奪還を任せた。

ヒースコートは自分の過去話を打ち切り、
テリオンにダリウスのアジトへ侵入を任せます。

アジトの最奥で竜石を発見するも、ダリウスが立ち塞がります。
ダリウスがテリオンを裏切ったのは、
自分よりも数段優れた盗賊としての技術に嫉妬していたからだと。

これまでの行動はすべて成り上がるため。
何を利用しても誰にも見下されない存在になる。
劣等感の解消こそがダリウスの生きる目的。


テリオンはダリウスを倒すも、ダリウスは竜石を置いて逃げ、
これまでに集めた金目のものを独り占めして逃亡を図ろうとします。
しかし、ダリウスの後をつけてきた彼の部下たちが、
ダリウスを刺し、金を奪っていきました。


裏切り、金と権力で支配した者の末路は、
裏切られ命を落とすことで終幕。


テリオンは2つの竜石を持ち帰り、コーデリアに返却します。
この竜石はフィニスの門を開く鍵になるらしく、
誰かがそれに使う目的で奪ったものかもしれないと聞かされます。

テリオンの腕輪を外そうとするコーデリアに、
ヒースコートは実はとっくに鍵は外してあると言います。
テリオンもそれを承知の上で逃げもせず、
コーデリアの依頼を引き受けていたのでした。

テリオンはコーデリアに見送られる形で街を去り、
最後に感謝の言葉を残して後にするのでした。

 

 

 

☆4章:感想

 

テリオン編は比較的面白かったと思います。
あと、ダンジョンの道中にある紫の宝箱を開けるのに
他のキャラのシナリオだとテリオンを連れていって開けて、
一度戻ってテリオンを外して再挑戦という手間が必要でしたが、
テリオンを強制パーティーに組み込んでいるので
二度手間が省けてラクでしたw

竜石はフィニスの門が~というシナリオの件ですが、
結局のところ、フィニスの門の攻略に竜石を使わない件w
 

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アーフェン・グリーングラス

 

※トラベル順序

1章:リバーランド地方「クリアブルック」

2章:コーストランド地方「ゴールドショア」

3章:リバーランド地方「セントブリッジ」

4章:クリフランド地方「オアウェル」

 

 

☆2章:解説

 

旅の途中で訪れたゴールドショアで、高熱の病気が流行っていました。
アーフェンがどうにかしようとすると、先んじてヴァネッサという薬師が、
処方した薬で街の住民は安息を取り戻しました。

解熱剤の値段をロクに受け取らなかったヴァネッサに、
自分の理念と同じものを感じて尊敬するアーフェンでしたが、
今度は突如、咳の病が流行り出します。

今度もヴァネッサの処方した咳止め薬が活躍しますが、
ヴァネッサは解熱材と違って高額の医療費を取り始めました。

なにかがおかしいと思ったアーフェンは、
立ち寄った家の少女フリンに処方された解熱剤を調べ、
それが咳を誘発させるものだと知ります。

ヴァネッサは最初から咳を誘発させて、
今度はその咳止めを高額で売りつける悪徳医師でした。


咳止めの薬の原料を近くの洞窟で手に入れ、
悪徳医師であるヴァネッサを倒して街の人を救い、
アーフェンは次の街へ行くのでした。

 

 

☆2章:感想

 

悪徳医師が露骨すぎてワロタwww
トレサ編に出てきた大地主といい、
陳腐すぎるやろwwwと思いましたね。

 

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☆3章:解説

 

アーフェンはセントブリッジにて、旅の薬師オーゲンと出会います。
直前、オーゲンが見捨てた患者ミゲルを手当てしますが、
街での聞き込みをするとミゲルが強盗殺人犯と聞かされます。

街で再会するオーゲンは、
ミゲルの身なりを見て犯罪者であることを見抜き、
救うべきではない命と断じて治療しなかったと言います。

人の命を救うということがどういう意味を持つのか、
自分自身に問い質せ、
という言葉をオーゲンから聞くアーフェン。

アーフェンはミゲルに事情を問い質します。
故郷にいる子供3人のために、強盗をするしかなかった、
今は後悔している
と言うミゲルを信じ、
二度と犯罪には手を染めないことを約束させ、治療を続けます。

傷の癒えたミゲルは街の少年ティムを人質に取り、
住民から金品を強奪しようと目論み、リヴィエラの森へと姿を消しました。
アーフェンがミゲルを追うと、そこには拉致された子供が刺されていました。

故郷にいる子供という話も嘘だと知り、自らの手でミゲルを始末し、
少年の命を救うことに成功しましたが、
自分の行ないが少年を危険に晒したという責任を重く感じました。

去り際、みたび会うオーゲンに、かつては自分も罪人を治療したことで、
妻がその罪人に殺されたことを聞かされ、
救うべき命とそうでない命の取捨選択は必要なのだと言われました。

薬師はどんな人にも平等に技術を使うべきという信念に

迷いを生じさせながら、アーフェンは次の街へ向かうのでした。

 

 

☆3章:感想

 

なかなか重い話でした。
このシナリオを見て、真っ先に思い浮かんだのが

浦沢直樹の「モンスター」という漫画ですわ。
モンスターの方はもっと酷い展開になりますけどねw

☆PS

オフィーリアとアーフェンは旅の順序の街が2章と3章で逆ですね。

オフィーリア:セントブリッジ→ゴールドショア

アーフェン:ゴールドショア→セントブリッジ

 

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☆4章:解説

 

アーフェンはオアウェルに到着するも、
まだ自分の薬師としての在り方に悩んでいました。
街では流行り病が起き、迷いながらも薬を処方します。

時同じくして、オーゲンもまたこの地を訪れ、
アーフェンとは組まずに住民を助けます。

しかし、オーゲンは急に倒れてしまいました。
薬師として各地を放浪するうちに病に感染し、
自覚がありながらも治療せずに過ごしてきたと。

アーフェンはオーゲンを治療しようとしますが、
オーゲンはそれを断ります。
3章の最後に語ったオーゲンの過去話、
実はまだ続きがありました。


治療した相手に妻を殺され、自棄になりながらも
薬師として各地を放浪していた頃、
ある街で偶然その加害者と会ってしまった。
そしてその加害者には家族がいて幸せな生活をしていた。

オーゲンの中に黒い憎悪が沸き上がり、
自分の妻がされたように加害者を殺し、家族の前に晒した。
自分が受けた苦しみを加害者の妻と子に味わわせた。


救うべき人間と救ってはいけない人間がいる。
復讐のために人を殺した自分は罪人であり、

救うべき人間ではないのだと。
オーゲンは病に享受し、そのまま死を選ぼうと考えました。

オーゲンの病の進行は酷く、助ける手立ても薬も見当たらない。
自分の無力にひしがれるアーフェンは、鞄の奥に隠されていた
友人ゼフの手紙を見つけます。

その手紙の内容に励まされるとともに、
自分が薬師を目指すきっかけとなった事件。
アーフェンは死にかけていた幼き自分を救ってくれた
恩人の薬師のことを思い出します。
そしてその時に自分が罹っていた病気こそが、
今のオーゲンを蝕んでいる病気と同じと気づきました。


過去の思い出から恩人が処方していた薬の原料を思い出し、
この地方に生息するテングワシというモンスターの羽を取りに行きます。

その羽で作った薬でオーゲンの治療をするアーフェン。
死を望むオーゲンに、

アンタにはその両腕がある。人を救う力がある。
だから生きなきゃいけない
と説得。

病から治ったオーゲンは、アーフェンに似る人物を知っていると言います。
妻を殺され、仇を討ち、そのまま死のうと思っていた時に、
薬師として生きることを示唆されたことがあると。
罪人でありながら今日まで薬師を続けていた理由はその人物にあると。

その人こそ幼きアーフェンを治療した恩人グラムでした。
グラムは当時、妻が病気にかかり、その治療薬を作ったものの、
間に合わなかったらしい。
それを幼きアーフェンに与えたものだったという。

グラムは妻の後を追うように死んで、もうこの世にはいないと聞かされます。
アーフェンは恩人に会うことはできなかったものの、
彼のような薬師を目指すべく、
各地の病人を治療する旅を続けていくのでした。

 

 

 

☆4章:感想

 

うーん、オーゲンの話、3章の時はありきたりと思ったけど、
まさかきっちり仇を殺しているとはwww

ドストエフスキーの「罪と罰」じゃないですが、
個人的には罪を犯そうともそれに勝る救済を
他人に与えられるのであれば許されていいと思いますよ。

ましてやオーゲンの場合、相手が圧倒的に悪い!
モキエル法廷では無罪!www
 

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