三月のライオン

 

若くしてプロ棋士となった少年の苦悩と葛藤を描いた作品。

中学の頃に奨励会四段(つまりプロ)に昇格した者は、
早い才能の開花もあって、未来の名人と言われているのに、
主人公の桐山零は足踏みしている感があります。

他の将棋漫画、競技は違えど似たジャンルの

ヒカルの碁なんかは、主人公がとんとん拍子に成長していく

のに対して、当作品はリアリティーが強く感じられますね。

ちなみに15歳でプロ入りして
来年(16歳)からC2組に配属されても、
名人になれるのは最短でも22歳ですがw




序盤(1期の頃)はシリアス(胸糞展開)と
ギャグのパートが入り乱れる手法が
あまり受け付けられませんでした。

作風に情緒不安定さが感じられるというか…。

なのでかなり苦手でしたね。
それでも見続けた理由は心に刺さるものがあったからですが。



幸田香子はガチ胸糞キャラですね。
1期視聴時にイライラが募りっぱなしでしたわ。

まあでも、一番悪いのは「父親」ですけどね。

零の両親が事故死して孤独の身になって、
父の友人である幸田が零を引き取って内弟子にした。

これは悪手ですわ。(´・ω・`)

 

 

 


自分の家庭に子供がいて、一般人として生きさせるならまだしも、
プロ棋士としようってんのに、より才能もあって努力もする
子供を養子に迎え入れるとかありえないわ。
(桐山姓のままだから養子じゃなくて内弟子だろうけど、
一緒に住む時点で同じようなもの)

子供らの夢と人生をぶっ壊したのは零じゃなくて、
幸田父だろって!


「やる気を他人に出させてもらわないと
いけない人間はどっちにしてもいずれ行き詰まる」


確かにこれは正しいでしょう。
プロになる人種はまさにこういうタイプなのでしょう。

しかし強者の弁でしかないです。
自分がそれを実行できるからといって、
子供も同じことができるとは限らない。


『「だって努力できるのも才能じゃん」と
言い放った歩の言葉に「ハハ」っと夫は笑った』


この時になってようやく気づく馬鹿な父親w
プロの将棋士としては一人前だったかもしれないけど、
人の親としては半人前どころか失格ですわ。



一方、幸田の家で自分の居場所がなかった零は、
将棋盤に向き合うことでかろうじて生きていたと。

カルネアデスの板にしがみつくかのごとし、
この比喩表現が上手い!




幸田香子の不倫相手の後藤正宗。
一期の時にはちょいイラつく存在でしたが。

っていうかお人好しな零にもイラッとしますがw
自分のことを蔑んでくる香子なんかほっとけよ!



実は妻は植物状態でした!
たしかにこの状態なら離婚しないけど、
他の女と関係を持つってのもわかるわな…。




このあたりになってくると、
香子も可愛く思えてくる不思議www




酔い倒れた際に介抱してくれたことがきっかけで、
零が入り浸るようになった川本家の長女。

よっぽど全体攻撃のママ子より

母性が出てるわw
っていうかママ子のは演技誇張すぎるしな。



ホステスやると途端にエロくなるwww



一方、こちらは相変わらずというかw
久野美咲の幼女ボイスは完璧すぎるwww




二海堂は…、最初はウザいなーと思っていましたが。

腎臓疾患があって何度も入退院を繰り返しているとは。
将棋の才能があってもこの体ではきっとこれからも、
タイトル戦とは無縁の人生なんだろうな。
(´・ω・`)



宗谷名人、不思議系ですねw

というかこのテの名人って変なキャラしかいないような?


某かるたの名人も変人ですしねwww



2期のエピソードでわりと刺さったのが山崎五段。
二階堂の体調不良を知っていて
千日手で遅延行為をして追い詰めて、
最初は酷いやつだなーと思ったりもしましたが。

プロは奨励会四段から。山崎は五段。
つまり、プロ入りしてから昇段は一度しかしてないわけで。
4回も新人王を獲っているということは、
少なくともプロ入り5年で昇段1回。

そりゃ永世新人王と揶揄されてでも
タイトルを欲しがりますわな。

信じれば夢は叶う

信じて努力を続ければ夢は叶う

信じて他のどのライバルよりも一時間長く
毎日努力を続ければ
ある程度までの夢はかなりの確率で叶う


この言葉はワロタwww
そしてこれが真実ですね。



「なーなー順慶、お前今何段?プロになったんだっけ?」
『五段だけど』
「そーなんだ。まぁよく解んねーけど。
棋士ってもうかんの?」
「って言うかさー、有名になってテレビとか出てよ。
日曜の朝とかやってなかったっけ?
でさー早く名人とかなっちゃってよ」


これに対する山崎の考えが…。

『へー主任なんだ。よくわかんねーけど。
で、年収いくらなの? 主任って。
それよかさー早く出世して部長とか取締役とかになっちゃってよ。
バーンと20代のうちにさー。その方がカッコイイじゃん?』


ワロタwww
でもこれもまた真実www




ちなみに二重の才能を持っている人っているんだよなぁ。
天は人に二物を与えるっつーか。



こいつはマジ胸糞でしたわ。
っつーかサイコパスやろコイツ!




他人の痛みがわからない。
他人に共感できない。
典型的なサイコパス人間。


こいつは潜在犯収容施設に隔離すべきですわ。
もしくは高校入学したら即バイト、
青春を謳歌する暇もないくらいに強制バイト。
そんでもって得た賃金はすべて川本家に納税。
それくらいせんと許されへんわ!




この教師も大概クソでしたが。
子供同士が起こすいざこざに無関心でいたいなら
教師やってんじゃねーよ。
学校の教師は勉強だけ教えてりゃいいんちゃうわ。
勉強だけ教えたきゃ塾か予備校の教師やってろ。




事なかれ主義で通していたらターゲットにされるw
っていうかアホじゃね!?
コイツもアホだが、さっきの糞女もアホじゃね?


担任をターゲットにしなけりゃ、
虐めも発覚しないままだったのになー。



で、学年主任が激熱だったわけですよ!

「こんな時期に担任が変わって君らには
気の毒だし今不満の声も聞こえたけれど…。
でもこれ、転校する者が出る程のいじめがあったのに
お前ら38人もいて当事者以外誰一人
声を上げずここまで見て見ぬフリをして来た代償だから」


ンンンンンギモッヂイイィィィッ!
思わずシャセーするかと思ったわwww

今、現実でも悩みの種となっているスクールカーストも、
こういう大人の教師が叩けば簡単に潰せると思うなー。



柳原朔太郎の棋匠戦の表現も凄かったです。




これまで「終わっていった」者たちの、
託された思い(タスキ)が重荷になっている。
表現がすごく上手い!

将棋の世界の苦悩という一般人にはわかりえない事情を、
別の表現手法でわかりやすくしているのが素晴らしい。


最後は零がB級2組に上がったところで終了。
若干の足踏みはしているものの、
それなりに順調に名人への階段は進んでいるなーと。



ちなみに桐山零って顔がコイツに似てね?



あと、これwwwジョジョwww
声は岸辺露伴だけどwww



最後に「ニャー将棋」

のリンクでも貼っておきますかw
 

 

 

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