銀河英雄伝説 Die Neue These

第14話「皇帝崩御」

 


心臓発作による急死にラインハルトご立腹w
幼い時に姉を奪われ今の人生を歩むことになったわけで、
もっと苦しんで死ぬべきだったと言う。

そしてもう1つの問題、
皇帝が生前に後継者を定めてなかったため、
ここから後継者争い勃発。


時代が大きく動きます。
 

 


皇帝には3人の孫がいる。
そしてそれぞれにバックがいる。


平安時代にもあった摂政関白政治。
娘を王に差し出して子供を産ませ、孫が王家の血を

引いているからと政治に口を出すやり口。

藤原家がそれで政権を担っていましたね。


今回の銀英伝の場合は、
ブランシュヴァイク公爵リッテンハイム侯爵、
それぞれの孫娘が次の皇帝にという流れ。




そう、こいつらです。
孫が皇帝になれば自分が帝国を牛耳れると虎視眈々。



しかし、孫はもう1人いる。
フリードリヒ四世の嫡孫、エルウィン・ヨーゼフ二世。

フリードリヒ四世の嫡子、皇太子は父より先に死に、
その子であるエルウィンはまだ幼児。
そして後ろ盾の門閥貴族がいないという状況。



ラインハルトの姉のアンネローゼ、
皇帝の最後の寵姫でしたが身籠ることがなかった。
だが、それゆえに謀略の餌食にならなくて済んだわけですが。



花を添えるのに腸煮えくり返っているだろうなw



「三者のうち、誰につくかで私の運命も決まるというわけだな?
で、私に手を差し伸べてくるのは、

3人の孫の後背に控えたどの男だと思う?」

「おそらく、リヒテンラーデ侯でありましょう」

ここで意外な人物の名が挙がって部下たちが驚く。

ちなみに、名前が似ているけど、

リッテンハイム侯爵とリヒテンラーデ侯爵は別人ですよ?w

 

ウィルヘルム・フォン・リッテンハイム

クラウス・フォン・リヒテンラーデ

別人ですよ?

 

 


リヒテンラーデ侯爵、国務尚書兼帝国宰相。
無能で政治に無関心だったフリードリヒ四世に代わって、
帝政を長く運営してきた男。

帝国は腐敗した社会でしたが、
その中でもリヒテンラーデが舵取りをしていたことで、
いくらかマシではあったといえるでしょうね。

ブランシュヴァイクやリッテンハイムのような
私利私欲に塗れた門閥貴族のトップが

政治を司ることになればそれこそカオスです。

5歳とはいえ男児であり正統な血統となる、
エルウィン・ヨーゼフ二世を立てることが
帝国の正しい道であると。

しかし、リヒテンラーデ侯爵はブランシュヴァイク公や

リッテンハイム侯といった門閥貴族のように

私兵団を持っているわけではない。
そういう状況だから政治を任されていましたから。

そこでラインハルトと組むという形を取るわけで。



ラインハルトの部下の中でも一際目立つ存在の

ミッターマイヤーとロイエンタールは、
オーベルシュタインの存在の危険性を危惧している。

この2人がメインで活躍するのは2章から。




フェザーン自治領主のルビンスキー。
地球教の側であることが発覚します。


地球こそが人類発祥の地であり、
地球が出ていった者どもが実権を握ることを許さない。
フェザーンが帝国と同盟の間で画策し、
共倒れを狙っているのはこれが理由。



エルウィン・ヨーゼフ2世の即位。


摂政となったリヒテンラーデ侯爵。
ラインハルトは伯爵から侯爵となり、
帝国宇宙艦隊司令長官になる。



皇帝が死んだことで解放されたアンネローゼに、
慎ましい家を提供するラインハルト。



その帰りに今後のことを話し合う。
エルウィン・ヨーゼフ2世の即位に、

門閥貴族が黙っているわけがない。
いずれは帝国を二分する戦いになる。


その場合の懸念要素は、その隙をついて

同盟軍が帝国領に侵攻してこないかということ。
もちろん、策は弄してありますが…。
キルヒアイス的には承認し難い内容。



ちなみにこちらは帝国側がどういう対策を
してくるかある程度の予想はついている。
ついてはいるが、ヤンにはそれを止める術がない。

 

 


人気ブログランキングに参加しています!
応援クリックよろしくお願いします!!

人気ブログランキングへ