☆アルテ

10話

 


ユーリの家の厨房で料理していたのか。
大人や子供も混ざっての料理会。
指示出しまでやってのける。



小さい頃、乳母と暮らしていた養育地で食べたパン粥。
美味しくて作り方を教わったのがきっかけで料理好きに目覚めた。



食べ物にしろ着るものにしろ礼儀作法にしろ、
他人より優位性を保とうとする貴族の風習に疑問を感じ、
そういうことこそ恥ずべきであると考える。

そういうのを虚栄心っていうんです!
本来の自分に自信がないから着飾ることで優位性を保ちたい。

貴族って連中は生まれだけで地位や権力を持っている。
自分の実力で勝ち得たものではないから心の奥底では自信がない。
だから他人を見下したり蔑んだりすることで優位性を保ちたい。
そういうものです。

貴族じゃなくて日本でもそういう風習はありますけどねw

 

 


さて、カタリーナの話ですが、
持たざる者が妬みからそういう発想に至るのはありますが、
貴族の生まれで持っている者がそこに疑問を感じるのは珍しい。


おそらく最初から親元で暮らしていたらこうならなかったでしょうね。
養育地での生活で平民と一緒に暮らした幼少期があるから、
親元に戻された時に貴族社会に疑問を感じることになった。



ユーリおじさん、めっさええ人やん!
ただ、貴族に生まれたからには、
貴族の風習で生きていかねばならない。

カタリーナの今の行動は現実逃避でしかなく、
貴族の風習と折り合いをつけた上で、
本当の幸せを手にしないと意味がないと考えているようで。



ボーナの子、ジモ。
兄同然に育ったが、この家に戻されてからは、
当人からも拒絶されて会えないまま。



どこにでも出没する男ユーリw
ジモの場所までしっかり把握しているw



ほんと、この父親は毒親だわ。
いや実際にいるんですよ。
長男第一主義とか、息子以外は子ですらないと考えるクソ親って。
私の祖父(故人)がそうでしたから!
私の祖父は私の母親の父でしたからお察し。



私はカタリーナの幸せのためにユーリに雇われたから、
カタリーナの幸せについて何も考えないアンタの命令には従わない。
ハッキリ言うアルテ、ンギモッヂィィィッ!



親に中途半端に反発していては何も進まない。
自分で選択した行動なら自分が責任を背負うしかない。
カタリーナの導き手となるか。



ジモがカタリーナを拒絶したのは、
自分の境遇を受け入れて前を進む覚悟が彼女にはないから。
母子ともにカタリーナのことを家族として愛しているから
あえて遠ざけようとしたのね。



母がカタリーナの味方になった!
これは大きい。


思えば私の祖母はこういう人間ではなかったな。
祖父の暴走を止めることができなかった。
もし祖母がもっと物事をはっきり言えるタイプであれば、

家庭が崩壊(私の母を含めた3人の子供たちが不仲)

なんてことはなかったでしょう。


ちなみに私は亭主関白が悪いとは思いません。
男の側が理性が働けばその方がいいと思っています。
今のご時世の恐妻家やカカア天下はクソ食らえ!
単純に亭主関白の性別が逆転しているだけやん!

 


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