こんばんは!もこたむです。
真夜中更新。。
なぜかと言うと、この映画を見てしまったからなんですね。。。
私の中のあなた 映画
あらすじ
白血病の姉(ソフィア・ヴァジリーヴァ)に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によって生まれた11歳のアナ(アビゲイル・ブレスリン)。彼女はこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきたが、母サラ(キャメロン・ディアス)は愛する家族のためなら当然と信じてきた。そんなある日、アナは姉への腎臓提供を拒否し、両親を相手に訴訟を起こす。
ニック・カサヴェテス監督が映画化。白血病の姉のドナーとなるべく遺伝子操作によって生まれた妹が、姉への臓器提供を拒んで両親を提訴する姿を通し、家族のありかたや命の尊厳を問いかける。
いやー。。。この映画。。。どうしましょう。。
重すぎ、深すぎ、考えさせすぎ!!
見る人の受け取り方によっては、天と地の差がでますね。
何て言ったって、答えが出ない内容だから。。
私はこの映画、好きという表現はおかしいかもしれませんが、見て損はない作品だと思いました!
ーーーーーーーここからネタバレ含みますーーーーーーーーーー
自分の娘が重い病気にかかり、ドナーを待っている時間がない状態に悲しむ夫婦。
そこで医者が、確実に適合する子供を遺伝子操作で産み、その子をドナーにするという事もできると、悪魔の囁きをしてしまったんですね。
もちろん母親は娘の健康を願いますから、藁をもすがる思いでこれを実行してしまいます。
重い病気にかかっている姉のドナーとして産まれた妹のアナ。
産まれてすぐから姉のドナーとして、血液等の提供をするのですが、アナが11歳になる頃、アナと家族の頑張りも虚しく姉の病状は悪くなり、ついにアナのこれからの人生にも影響を与えてしまうような臓器移植をしないと姉は助からない状況に陥ります。
アナの臓器提供がなければ、姉の死と直結してしまうのです。
でもアナは、自分の身体は自分のもの!臓器提供はしたくないと、裁判を起こします。姉をどうしても助けたい母は、それに対して怒り、母とアナの対決になってしまうのです。
これを見た感想はというと。。。。
よくある単純な病気のお涙ちょうだい映画はたくさんありますが、これは一味違うものだという事。
家族愛が強すぎて皆すれ違ってしまう。。
母親が子供を助けたい気持ちはすごくわかるのですが、姉を助けるためには、妹の身体の一部をあげないといけない事。もちろんそんなこと避けたいが、そうしないと姉は死んでしまうという事。
父親は皆の気持ちを察して見守っている。
弟は自らの病気と闘っているが、姉よりも経度という事であまり両親から相手にしてもらえない。
アナは、姉の為に自分の血肉を差し出さないといけないという過酷な状況で、涙なくして観ていられません;;;
映像もすごく素敵で、役者さんの演技、どなたをとってもぴかいちです。
特に、姉役を演じている(ソフィア・ヴァジリーヴァ)という子役さん。演技うますぎです。彼女の笑顔を見ているだけで涙が出てしまいます;;;
どこをとっても映画としてすごく成り立っているのですが、内容が内容だけに共感できるかできないかは観る側に委ねられいる感じ。
一つ一つ取り上げてしまうと、なんでドナーとしての子供を産んでしまった、そしてそれを進めた医師はなぜ罰がないのか、問題視されている臓器提供の問題。それと同じような事が映画の中で再現されているのにそこが問題になっていないのか等、そこに違和感や嫌悪感があると話がスッと入ってこないだろうと思います。
でも私は、生々しく家族の愛が描かれていることに共感を持てました。
自分ならどうするだろうと考えました(全員の立場で)し、答えが見つからないところがこの映画の肝なのかなと思ってみたり。
テーマは?ですが、メッセージ性の高い作品に仕上がっていたと思います。
こんな重い内容ですが、観終わってみるとなぜか心が暖かくなるような。
ここはこーだあそこはあーだ考えるのではなく、一人一人の人物の中に入り込んで考える、そして自分と照らし合わせてみるとまた深みが増すような。。そんな作品でした。
もこたむ評価は
★★★★★☆☆
です♪
この映画を観賞するときは、時間があるときに集中して観れるタイミングで見てほしいですね!時系列が少しややこしいので!
私は半ばは、かわいそうという気持ちでは泣いてはいけないと我慢していましたが、終盤は違う意味での涙がダダ漏れでした!!
ではまた!もこたむでした☆