こういう思いが原点ですよね | 京都市左京区でペットロス・ペットの終活までサポートする デイケア型トリミングサロン ファニーテール

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ペット、そして彼らと共に暮らす人が最後まで幸せな時間を過ごせるお手伝いがしたい。そんな想いで運営しているファニーテールです。そんなお店のオーナー(私)の事やお店の事を知ってください。

下記はfacebookで見つけたものですが

ぜひ読んで頂きたいと思うので記事にあげました。

この高知県の職員さんのおっしゃってる事は

とてもシンプルで、私達動物好きの基本の「き」

最初の一歩を表現されてるなぁ、と私は感じました。

動物を愛しく思う人、一人一人が

この事を肝に銘じていれば

簡単に見捨てられる命がなくなって

全国にいるであろう、この職員さんと同じ心持ちの人が

ボタンを押さなくて良い日が必ず来ると思います。

元記事のリンクやシェアは自由だそうです。

PDFファイルもあるので印刷しての配布も可能です。


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今日も私は犬猫を処分しています

 高知県が全国で8年連続(平成15年~平成22年まで)ワースト1位。これは高知県で処分された犬猫の数を人口1万人あたりで計算し、その結果を全国で見比べた時のものです。

何故、こんな結果になるのでしょう?

犬の処分頭数だけだと全国的に見て多くはありません。しかし、猫の処分頭数は上位入りしています。平成24年度/犬567頭/猫3487頭で犬なら1日1.5頭、猫なら9.5頭、犬猫合わせて365日の内たった1日で11頭もの命が消えているのです。

この現実を知ったあなたはどう思われましたか?

私がこの仕事に携わるキッカケとなったのは学生時代、動物好きな私に幼馴染がプレゼントしてくれた1冊の本でした。それが「どうぶつたちへのレクイエム(著者:児玉小枝 発行所:株式会社日本出版)」です。

これは処分施設に収容され、命のカウントダウンが始まった子達の写真と、それを見た子ども達の感想、処分までの道のりがつづられていました。何となく知っていた保健所のイメージでしたが、写真があるだけにリアルでこんな事が高知県でも行われているのかと半信半疑でした。

就職していざ現実を目の当たりにすると、想像を遥かに超えた過酷で悲惨で理不尽な現実。飼い主が「噛むから」と言う理由で連れてこられた子は、私に触らせてくれました。ボタン1つでたくさんの命が消えて、ボタンを押した自分が“殺した”と感じました。自分は助けたい、でも全部は救えない。どうすればいい?いや、処分は仕方ない…飼い主が悪いんだから!でも、自分も飼い主と同じ人間…同じ人間のもたらした結果がこれ(処分)だ。どうすればいい?出来る事からやっていくしかない。消えていく命を無駄にしないように…。と葛藤の日々での始まりです。

飼い主の持ち込む理由は様々です。犬なら噛む・言う事を聞かない・引越しするから・猟犬に使えないなど。猫なら近所迷惑(糞尿害)が圧倒的に多く、犬猫共通理由は経済的に厳しくなった・計画外の繁殖(子犬・子猫)です。

どうですか?納得いく理由でしょうか?

私には犬猫が悪いと持ち込む飼い主の身勝手さに腹をたてますがグッとこらえ
「飼い主さん次第で解決できる事ですよ。」
と考え直すよう訴えますが、思い留まる方はほんの僅かです。いったい何のために犬猫を飼った(買った)のか…?犬猫をペットではなく家族と考える自分には理解できない事です。

処分の内訳で、犬は飼い主直接の持ち込みと保護される割合は半分半分だったのですが、平成24年10月より飼い犬、飼い猫の引き取り(飼い主が直接処分依頼をしてくる事)が有料化となり、犬に関しては保護の方が増えてきています。手続きが面倒だからと捨てる人間が増えているのではないかと思ってしまいます。猫は8~9割が飼い主不明の生まれて間もない子猫です。全国的に見て猫の処分頭数が多い原因はココにあると思います。いわゆる野良猫の子ですが、その背景には「家に来る野良に餌をやっていたら子猫を生んだ」と言う現実が深く関わっています。いわゆる“餌をあげるだけの人”が多く、そのほとんどの方が次に生まれてくる命の事や排泄物の事まで考えてない方が多く、負の連鎖を招いている自覚がないのです。僅かですが、餌をやりつつ不妊・去勢手術をし、子猫がいれば里親を探したりと一生懸命な方がいます。

先ほど私の意見として「犬猫をペットではなく家族と考える」と述べましたがこれを理解できる方は少ないと思います。でも、自分の意見が全て正しいとは思ってないですし、意見を押し付けるつもりもありません。家族と考える自分にはこの現状があまりにも悲しい事なので“早くこの現実を無くしたい”と思い、自分に出来る事を考えた結果、実際に処分の行われている施設で働き続け、窓口にくる方と直接話をし説得したり、収容されている子達の中から少しでも多く救えるようお世話をしたり、この現状を知らない方も多いので伝えたりとしています。もちろん内部でも改善しなくてはいけない点も多いので意見を提案したり議論したりもします。私以外の職員もチラシを作ったり、人に馴れてもらうため連れ帰ったりとそれぞれが出来る事をしています。

しかし、外部からは犬取り・犬殺し・殺して食っている(給料)きちがいなど罵声を浴びる事もあります。仕方の無い事とは思いますが傷つきます。それでもこの仕事を辞めれないのは今も消えようとしている命を見捨てられないからです。職員みんな同じ気持ちです。

冒頭でもお聞きしましたが、皆の税金で処分される命=この現実を知ったあなたはどう思われましたか?何か感じた方は出来る事からでいいので行動に移してください。人にこの現実を伝えるだけでもかまいませんし、周りでペットを飼われている方に教えるだけでもかまいません。何も感じなかった人は何もしないままでいいと思います。でも、いつかペットを迎え入れる事があれば思い出して下さい。終生飼養できるか?老後の世話まで考えて下さい。今、ペットを飼われている方は周りの方に迷惑をかけてませんか?案外動物嫌いな人をつくっているのは動物好きな方の勝手な行動から招かれている事が多いです。気をつけて下さい。ほとんどのケースは動物が悪いのではなく、人間側に非がある事が多いので。あと、無理に助けようとするのも辞めて下さい。許容範囲を超えた行動は返って自分と動物を苦しめる結果になりかねません。

今すぐに処分施設を無くす事は出来ませんが、処分する必要の無い現実を目指しています。その為には命に携わる一人一人が、どこまで責任を持てるかよく考え、既に携わっている人は今一度考え直し、命と向き合って頂ければと思います。

 私が日々目にする現実や伝えたい事はココには書ききれません。ほんの一部をご紹介しました。
 
夏は雷や花火、祭りで迷子が増加する時期です。迷子になって困る前に迷子札など身元の分かる物の装着をお願いします。迷子になった時に、身籠って帰ってくる子もおります。愛犬の家族も幸せに出来ないのなら、予め不妊処置をしておいて下さい。それも飼い主の責任です。宜しくお願いします。

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