2年前の今日(明けてしまったので、正しくは昨日ですが)は 愛兎 ビワ(黒いほう)がお月様に還った日でした。
ほぼ半分の綺麗な月を見ながら帰宅すると、玄関先にお花とビワが大好きだったドライマンゴー。
そうか。あの人か。
ちゃーんと覚えていてくれてる事が 心から嬉しい。ありがとう。
2年前の今日は ずっと泣くのをこらえて仕事して、帰宅してからは ずっと泣いて 悲しくて苦しくて愛おしいという感情を めいっぱい感じた 心が大忙しの日だったのを思い出しました。
窓から見える美しい月に住んでるビワは、私があなたの あったかさや 日向のような匂いを思い出し、また涙を堪えられなくなっているのを 見ながら笑ってるんでしょうね。
『体の制限がなくなった私は、すぐ側にいつもいるのに』って。
ビワの姉さん、モモちゃんは 私がメランコリックになっている事すら鼻で笑うように、ビワのために あの人がくれたドライマンゴーが食べたくて『くれ!くれ!』アピール。
とにかく元気でなにより。
☆☆☆☆☆☆
昨日の夜、寝る前に フェイスブックに投稿したものです。
命日って、去年の今日、数年前の今日、そしてそこまでの道のりを振り返るのに、もってこいの日だな(←ちょっと、言い方ーー!笑)って 思いました。
2年前の今日。愛兎は天にと届く煙に乗って、月へと還って行ったのですが、その日のことがもう、鮮明に思い出されました。
片足が不自由な 葬儀会社の方が、季節外れの台風のような雨風の中 重いビワの棺を持って歩いて行く後ろ姿が、手足に障害のある弟と重なってしまった事や、数時間後(とはいえ小さいので 1、2時間くらいだったと思う)小さくなったビワが戻ってくるときには さっきの荒天が信じられないくらいの晴天で 『おいおい、ビワちゃん。せめてお天気を逆に…』とツッコミを入れたこととか、そのあと 相方と飲んだコーヒーの味や、真夏のような雲の流れを ずっと見てたことや、姉さんのモモは そんなこと全く関係ない様子だった事や……
アレコレ本当に 思い出してます。
あれから2年。そして今年1年。
どう過ごしていたっけな。
そして 来年は どんな年になるんだろう。
何も12月の モーレツ忙しい時期をえらんで還っていかなくても いいだろよ、ビワちゃん。
と、どこかで思っていたのですが、こうして時を過ごしてゆくと、12月に思い出すように、そして私に振り返りの時間を忘れさせないために。『魔女っ子だったビワの最後の贈り物だったのかも』なんてね。