イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループが、インターネット上に、日本人とみられる2人の映像を公開した。日本政府に対して、身代金として2億ドル(236億円余り)を要求している。
今回殺害を予告された、フリージャーナリスト・後藤健二さんの家族に対しては、2014年の11月初旬から、身代金を要求するメールが送り付けられていたことがわかった。
政府関係者によると、後藤さんは2014年10月に連絡がつかない状態になっていたが、妻のところに、「イスラム国」の関係者を名乗る人物から、メールが送り付けられ、
「後藤さんを誘拐しているので、日本円でおよそ10億円の身代金を払え」と要求してきたという。
日本政府が、海外の捜査機関に問い合わせたところ、このメールの発信元は、アメリカ人ジャーナリストのジェームズ・フォーリー氏の首を切って殺害した、イギリス人なまりの英語を話す
「イスラム国」メンバーと一致することがわかっていた。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00284756.html