星を読む場合、基本に忠実というのはあたりまえですが
どうしても
複数の星が絡むと、どこがどれでこれがあれで… キィ――― となってしまうことも多いと思います。

これが
ネイタルは読めるけど、三重円になるとなんていうか… どうも… 難しくって…
という状態。

この原因は
・サインの意味が理解しきれていない
・天体の意味が理解しきれていない
・ハウスの意味が理解しきれていない
からなのですが、私もそういう時期がありました。

ウーム… で、どうなるんだっけ? で、どうするんだっけ?
ってなっていた。

そんな時、私が編み出した必殺技が
【チャートの擬人化】
でした。←大げさにいっているがたいしたことはしていない。

これにはメリット・デメリットが混在しているので
「絶対これを使いなさい!!」となにかの教祖みたいにいいきることはできませんが
へぇー、こんなやり方もあるんだくらいにご覧ください。

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今回、サンプルになった星の並びは、2016年1月7日の図です。
この日は
射手座に土星・金星・月があり、それがお団子になっていて
魚座の海王星に90度
牡羊座の天王星に120度
でかかわっています。
※この段階では三重円で読むというよりは「トランシット図をネイタル図のように読むです。


それでは、この日のトランシット図をパッと見てこの時の星を擬人化してみましょう。

射手座土星:53才男性。月と金星の父親。この話の主人公。賢いが夢見がちで、若いころインドを放浪してヨガや精神世界にはまっていた。
射手座金星:17才のJK。名前は樹利亜(じゅりあ)世界でも通用するような名前をということでこの名前。空手部所属。
射手月:5才の保育園児。名前は亜里沙(ありさ)世界でも通用するようにと、父親につけられた名前。
魚海王星:射手座土星と同じ会社に勤める推定年齢32歳の女性。本人に悪気はないが、彼女がかかわるとなんとなくモヤモヤとしてしまう。
牡羊天王星:若いころ、射手座土星と会社を共同経営していた男性。土星よりちょっと年上。常にマイノリティ目線。

とまず、設定してみる。
で、このパーツを組み合わせてお話を簡単に作ってみると
あたくしの場合は以下のようになりました。
※軽い気持ちで書き始めたら「目指せ、書籍化」くらい長くなりましたが、ものすごーく短くすると以下の通りです。

同じ職場にいる不思議で妖艶な女性に魅了され(おそらく壇蜜系)
ちょっとつまみ食いのつもりが思わぬ大けが(早期退職勧告)をおってしまい
あきれ返った奥さんにも逃げられ
JKと保育園児の娘を抱えて途方に暮れていると、
若いころ、ニッチに特化した会社を共同経営していた「ちょっと変わり者」のビジネスパートナーが25年ぶりに突如、目の前に現れ
「また一緒に仕事をしないか?」と誘ってくれて、共同経営アゲイン。
奥さんともよりを戻してまずはひと段落。

とこんな感じです。

これを見て
この日の星の配置、こんなか?
と思われる方も多いと思いますが、それは天体がどのハウスに入っているかによって
シチュエーションが若干変わるからかな?と思います。
このシチュエーションが変わるというのは
天体が入っているハウスによって、天体の演じる役が変わってくるからですね。

これ、基本なんで覚えておいて欲しいのですが、チャートを演劇で例えると
天体:演者
サイン:衣装やメイク
ハウス:劇場(現場)
アスペクト:台本や演出

三重円を読む場合、演者は同じなんだけど、その時にいるトランシットのハウスやサイン、それにかかわるアスペクトが
都度変わるので、同じ人なのに違った印象が生まれます。それは一時的に
衣装や現場、演出が変わるからなんです。


私の射手座は4ハウス、魚座は6ハウス、牡羊座は7ハウスなので
上記解釈です。

これが、2ハウス・4ハウス・5ハウスだと
自分は○○したいと思うし、それができると信じているが、はたして
それが自分の着地点としてどのように作用するのか?と自問自答の繰り返し。
でも、結局楽しんだもんが勝ちなんじゃないの? ちょっと頑張ってみようかなと思うとか。

サイン、天体、ハウス、アスペクトのすべてがわからないとチャートを読むときに混乱して
耳から煙が出てきますが
それがわかったら、どんなチャートでも読めてきます。

これは、九九がわからないと算数がわからなくて嫌いになるというのと同じ。
九九がわかれば、三ケタ四ケタの掛け算もできるし、割り算もできる。

基礎固めが一番大事なのは当たり前ですが
天体やサインを覚える方法にはこんなやり方もありますよ
というお話でした。