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↑ この人もプロでした。

 

20年くらい前の話。
プロについて考えるとき
いつも頭をよぎる人達について書こうと思います。
 

映画の制作会社に勤める友人が
うちに遊びに来たんです。
なにやら、デカい仕事(内容はよく知らん)が
終わった直後だったらしく
撮影秘話ww を教えてくれました。


撮影中のトラブルで、撮影終了してから
公開まで数年が経っていたその映画は
たまたまなのですが、私の別の友人もかかわっているもので
その話でも盛り上がりました。

制作会社の業務は多岐にわたるとのことで
苦労話も聞きました。
※撮影が終了してからも、修正がチョコチョコ入っていたみたい。


いつもニコニコしている友人ですが
仕事では「鬼の〇〇(友人名)」と呼ばれているらしく
「そんな怖くないでしょ? アハハ」と
豪快に笑っていました。


当時、私は仕事をしていなくて
「なんか、仕事しなくちゃなぁ」と思っていたのですが
友人の話を聞いていると
「今の私では無理かも」と(´・ω・`) ってなった記憶があります。
※ちなみに、その直後に占いの勉強を始めることになり
その後、私は占い師になりました。


制作現場に入ったら
てっぺん(午前0時)を過ぎても撮影は終わらず
でも翌日は午前6時現場集合なんてことはザラ。
はぁ、すごいなの一言。


この時、制作会社の友人と一緒に
映画美術の方も一緒に来ていて(初対面)
美術方面の話も興味深く聞きました。


「現存していないものはすべて手作りです」

なんのこっちゃと思ったら
たとえば、撮影で
過去の回想シーンを撮るとき、当時の小道具?が
手元にない場合は、雑誌や写真を参考にして
すべて再現するとのこと。
※この時は、幟(のぼり)やポスターだった。


「そういうのって、美大とか出てる人じゃないと
難しそう。美大出身?」と聞いたら
文学部とのことでした。
もともとセンスがあったんでしょうね。
※20年前なので、今ほどネットが普及しているわけでもなく
全てが手探りみたいでした。


私は酒を飲まないのですが
友人は、大きな仕事が終わった直後だったので大酔っ払い。
明日は休みとのこと。
美術さんは荷物を会社に持ち帰るため、車だったから
コーラ(持参)でした。
 

職人好きの私としては
美術さんの話はとても興味深く
当時、美術助手だったあの人は
今頃、すごく有名な人になっているかもしれません。


残念ながら、美術助手さん(当時)とはあれ以降
会っていませんし、名前も忘れてしまったのですが
プロについて考えるとき
この二人の顔が頭をよぎります。


最近、「プロって何だろうなぁ…」と思うことがよくあります。


プロはどの世界にもいます。
私も占いの世界ではプロと呼ばれる立場にいます。
でも、私は胸を張ってプロと呼べる人間なのだろうか?


不安があるわけではありません。
自分が持っている技をお客様に提供しています。


技術に不安はありませんが、このご時世です。
占いの仕事がなくなるとは思っていませんが
これからどうなるのかなぁとは思っています。


私はプロとして、これからもお客様に
プロの技術を提供していくことに変わりはありませんが
提供の仕方が変わるとは思っています。


なんか、迷っているみたいですね、私。
noteを書いていて、そう思った。

2023年後半は
お客様への仕事の提供方法が
変わることは間違いないと思います。
どんな形になるかは、楽しみにお待ちください。