Aged careのwork placementを終えました!!おねがいキラキラ

 

日本との大きな違いとしては、介護者の腰痛予防や利用者の自立度を高める事を目指し移乗介護にはリフティングマシーンなど福祉機器を活用し、オーストラリアビクトリア州発のノーリフティングポリシー「押さない・引かない・持ち上げない・ねじらない・運ばない」が実践されていることが印象的でした。

 

私が大学病院で10年間勤務した中で、自宅でリフトを利用されている患者さんが入院した際にリフトマシーンを持参されて院内で使用したことが思い出されます。また、ご自身でベッドから起き上がることのできない患者さんに対しては、ベッドからリクライニング車椅子への移動や、ストレッチャーへの移動を看護師2人以上、時には4人がかりでしていたこともあります。腰痛に悩まされる看護師もいました。

日本に、ノーリフト協会という組織が存在しています。このサイトではとてもわかりやすく書かれているのでぜひ読んでいただけたらと思います。嬉しいことに、私の地元の佐久総合病院でも、ノーリフトに対して積極的な取り組みをしているようです。日本でも、さらに広まっていくことを望みます。

 

転倒転落事故予防においては、ベッド柵は使用せず低床ベッドを使用し、床には怪我防止マットが敷かれ状況により離床センサーも設置されていました。

 

実習最終日には、握手や涙を流された方もいて、言語など違いも超えて関係性が構築できた事や学びの機会にありがたい気持ちになりました。 

 

3週間、長いようであっという間でした、看護師の仕事と重なる部分が多く、日本での看護師時代を思い出し、やはり、こういった形で人の人生に関わることが好きなのだということをあらためて実感しました。利用者さん、それぞれ異なった背景があり、個人の思いやニーズに合わせてケアを考え多職種とともに連携をとりながら実践していく、という基本は海外でも変わらず、一度しかない人生の限られた時間の中で出会い、その方の生活の質を維持向上するため自分がいかに関わることができるのか、というところにやりがいを感じるのだろうと思います。

 

メルマガの記事は今回で最終となります。 メルマガでは文字数制限があり、ブログではもとの記事に少しさらに情報を追加した形で書きましたが、今後もまた情報をシェアしていけたらと思います。


読んでいただき、どうもありがとうございます。



<写真について>
実習が終了した後にfieldwork placement student bookという実習中の課題を学校へ提出し、コースの全てが終わったことに対して
自分へのご褒美にカフェへ行ったときの写真です。Hopetoun tea roomという100年以上の歴史のあるメルボルンで有名なレストランです。

 

〇プロフィール
日本で看護師として10年間勤務後、メルボルンに留学しもうすぐ3年目。
一年目は看護教育(一般英語、IELTS、OET)、二年目からcommunity servicesで社会福祉関連(メンタルヘルス、カウンセリング、障害者・高齢者支援・DV・アルコール・薬物乱用などに関わる精神保健福祉、移民サポート、コミュニティデブロップメントなど)等について学ぶ。

 

 

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