スポニチアネックスからです。

 

 

炎上の「上げ馬神事」多度大社が見解発表 誤情報による祭事関係者への誹謗中傷に注意喚起も

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三重県桑名市の多度大社は、動物虐待と批判の声が殺到した「上げ馬神事」について、18日に見解を発表した。 

 

 「上げ馬神事」は700年近い伝統を誇る神事で、若者が馬にまたがり人馬一体となって急坂を乗り越え、その回数で農作物の作柄を占う。新型コロナウイルスの影響でこの3年は中止されていたが、今年は4年ぶりに復活。今月4、5日に行われた。

 

  脚を骨折し、安楽死処分となった馬も出た今年の「上げ馬神事」。多度大社は、負傷祭馬について「様々な誤った情報が錯綜している事から、調査した内容を示させていただきます」とし、次のように経緯を説明した。

 

  「5月4日、祭馬が馬場を駆けている途中に馬場内で躓き転倒し負傷しました。当該地区の祭事関係者が祭馬の安全確保のため馬体を起こし、直ちに馬装を解き、腹帯を緩める等の対応を取り、寝かせないようにとの指示のもと獣医師の診察をうけました。通行規制があり、馬運車が入れない状況下のため、その間、祭馬に少しでも負担が掛からないよう鎮痛剤の投与を受けました。祭事関係者、馬主、獣医師が協議し、車到着(この間1時間程度)後、ただちに祭馬に一番負担にならない適切な処置が獣医師によりとられました」

 

  今後の取り組みについては、これまでに寄せられた意見を神事に参加する地区で組織される最高議決機関の「御厨総代会」や三重県、桑名市も含めて「上げ馬神事事故防止対策協議会」で共有し、検討や協議。その上で「動物の愛護及び管理に関する法律を始めとする関係法規を遵守し、歴史的価値及び文化的価値が損なわれることのないよう努めて参ります」とした。

 

  最後に「上げ馬神事の最高議決機関は御厨総代会であり、総代会長にその決定権はございません。その為、今年度の上げ馬神事の事につき早々に、御厨総代会を開き検討してまいりますので、SNSによって得た間違った情報による祭事関係者に対しての誹謗中傷及迷惑行為を行う事は決して行わないようお願い申し上げます」と結んだ。

 

 

~転載以上~

 

 

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神奈川新聞からです。

 

 

三重・桑名の伝統行事「上げ馬神事」は動物虐待? 維新議員が参院農林水産委員会で農相に指摘「国が指導を」

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武者姿の若者が馬に乗って急坂を駆け上がる三重県桑名市の多度大社の「上げ馬神事」について、「馬への虐待に当たる」との批判が高まり、国会でも取り上げられた。今月行われた神事では1頭が骨折したため安楽死となっており、日本維新の会の串田誠一氏(参院全国比例、県連所属)は16日の参院農林水産委員会で「事故が起きるのは誰が見ても分かる。国が指導してほしい」と求めた。

 

  この神事は地元の若者が騎手となり、急坂がある約200メートルの馬場を疾走して高さ約2メートルの土壁を駆け上がる伝統行事。壁を越えられた回数で農作物の豊凶などを占う。南北朝時代から700年にわたり続いてきたとされ、三重県無形民俗文化財に指定されている。 

 

 新型コロナ禍のため4年ぶりの開催となった今月4、5日の神事では元競走馬のサラブレッド1頭が足を骨折して安楽死となったことが報じられた。

 

  壁を乗り越えられずに逆さまに転倒した馬や、足を骨折した馬の様子がSNSで拡散されて批判の声が上がっていることを踏まえ、串田氏は「完全に動物愛護法に反する行為」と指摘したが、野村哲郎農水相は「個別の伝統行事の内容をコメントすることは難しい」と述べるにとどめた。

 

  神事を巡っては、三重県教育委員会は氏子組織などに対して動物虐待や動物愛護の精神に反する行為を根絶するよう勧告し、馬の適正な取り扱いを求めている。

 

 

~転載以上~

 

 

どう見ても…馬への虐待行為としか思えません。

馬を使うことはやめていただきたいです。もし使うとするならば、平面を歩く、ゆっくり走るなど、人馬共に危険のない方法に変えていただきたいと思います。

 

 

★三重県民の方のブログです。