M高史の実業団訪問!
今回は、創部3年目の
埼玉医科大学グループ 女子駅伝部へ伺ってきました!
この春、7名が入部し、現在は選手11名。
昨年、プリンセス駅伝に初出場したフレッシュなチームです(^o^)
今年はクイーンズ駅伝を目指しています!!
そして今年度からチームを指導されるのは
飯野摩耶監督!!
飯野摩耶さんといえば白根巨摩中学では全日本中学陸上で1500m優勝するなど中学時代から世代トップのご活躍!!
韮崎高校時代は世界クロカン日本代表、世界ユースにも出場されました!
高校卒業後はから第一生命へ。
全日本実業団女子駅伝などで活躍。
しかし、シンスプリント、疲労骨折など、度重なる故障に悩まされます。
その後、第一生命を退社し、東京農業大学へ進学。
転機となったのは大学2年生のときに5年ぶりに出場した1500mでした。
チームとしては駅伝を目標にしていたため自分でメニューも考え、さらには一緒に1500mに出場していたチームメイトや後輩チームメイトが伸びる、一緒に作り上げる感覚にやりがいを感じたそうです。
知る→なぜ→知る→なぜのくりかえしをしているうちに「人に教えたい」という気持ちが湧き起こってきたそうです。
大学2年、2013年の日本選手権1500mでは3位!
農大では全日本大学女子駅伝、富士山女子駅伝でも活躍!
2014年の富士山女子駅伝では1区で区間賞を獲得しました。
得意の1500mでは日本選手権で2014年2位
2015年にはアジア陸上競技選手権で1500m銀メダルを獲得
卒業後は再び第一生命グループ女子陸上競技部へ戻り、キャプテンも務められました。
第一生命グループでも日本選手権1500m2016年3位、2017年5位、クイーンズ駅伝でも好走。
そして、今年の4月から埼玉医科大学グループの女子駅伝監督に就任します。
監督になられた今でも空き時間を利用してトレーニングを継続し、試合にも出場。
なんと今年の日本選手権でも1500m7位入賞!!
「1500mは面白いです!盛り上げていきたいですね!」と語る飯野監督。
1500mはもちろん、スピードを活かして監督自ら駅伝メンバー入りという期待もついしちゃいますよね!
さてさて、取材に伺った7/12(金)は埼玉医科大学のグラウンドでの練習でした。
400mの土トラックがあり、外周には500mのコースもあります。
今回は400m土トラックにて8000m変化走をご一緒させていただきました。
ペースに変化をつけながらの練習。
一定ペースで走るよりも負荷がかかり、いいトレーニングになりました!
飯野監督にお話伺うとポイント練習は基本的には週2回とのことでした。
グラウンド練習以外では森林公園(国営武蔵丘陵森林公園)も近く、週1回は利用されているそうです。「起伏のあるクロカンコースでのトレーニングは土台作りに最適」とお話されていました。
選手の皆さんは大学の事務員や医療福祉の仕事をしながら競技をしています。
「将来、看護の勉強をしたい」という選手がいたり、セカンドキャリアについてもしっかり考えられているそうです。
いま指導している選手たちのお話も伺ってきました!
(飯野監督、顔マネありがとうございますw)
昨年のプリンセス駅伝で1区をまかされた福居紗希選手。
学生時代(城西大学)、大学生世界一を決めるユニバーシアード(2017台北大会)では日本代表としてハーフマラソンに出場し銅メダルを獲得しています。
今後は得意なハーフマラソンにも出場していく予定です。
選手を指導するからには実際に経験しておきたいということで、1500mを得意とする飯野監督も自らハーフマラソンにも挑戦しました。
練習では距離走も10マイルまで(約16km)しかやっていなかったそうですが、1時間11分56秒で走破(全日本実業団ハーフマラソンで11位)
ところが「ハーフとマラソンは別の競技」と思えてきたそうです。
ハーフまではいける感覚をつかめたそうですが「マラソンは多分30km以降とか35km以降で体が全然違うはず」という仮説を立てた飯野監督。
今後、マラソンをやりたいという選手が出てきた場合のために「マラソンにも挑戦しておきたい」と話す飯野監督!
「指導する上で不安よりも楽しみの方が大きい」と笑顔でお話されていました!
そして、注目のマーシャ・ヴェロニカ選手
新潟産業大学附属高校からこの春、埼玉医科大学グループへ
「日本の食事美味しいです。焼きそばが好き、納豆も好きでよく食べます!」
寮の食事がないときはケニアの主食ウガリやチャパティを作り、チームメイトにもふるまっているそうです!
「ロードが得意!将来はマラソンにもチャレンジしたいです!」高校時代から日本語を勉強しているので、とても流暢にお話してくれました。
また、選手と年齢が近いからこそのエピソードも伺いました!
2016年 富士山女子駅伝で1区を走った飯野さん。そのとき1区で一緒に走った室伏杏花里選手(東洋大学卒)、鈴木菜々選手(東北福祉大学卒)は現在、監督と選手の間柄に!
「他大学の選手として出場していて、当時、まさか何年後に指導する間柄になるとは思ってもいませんでしたね(笑)」とお話してくださいました!
創部3年目、飯野摩耶監督新体制になってからは初年度のフレッシュな埼玉医科大学グループ女子駅伝部
これからの活躍から目が離せません!
M高史