2017年6月4日 | 地球に優しいストライカー・ヤギのモンストブログ

地球に優しいストライカー・ヤギのモンストブログ

モンスターストライクが大好きな男のモンストブログです(・∀・)
朝昼晩・仕事中(笑)
常にモンストしてまーす( ^ω^ )

僕には5歳年上の兄がいます。

名前は誠(まこと)と言います

昔から仲が良く一緒にゲームしたり

男2人でドライブに行ったり

スノボしに行ったり買い物行ったり

兄弟喧嘩を1度もしたことがなく

男兄弟では珍しいくらい仲良しでした














6月5日(月曜日)

ヤギ接骨院の電話が鳴りました

僕が電話を取りました

父からの電話でした























『兄さんが……死んだ……』



















我が耳を疑いました

……は?………ウソだべ???

なした?…なした父さん??














『仕事に来ないから…家に行ったら
   首吊ってだぁ……』














父の震える声

父の興奮してる震える声

何度も何度も聞き直しました

ホントに兄さん?ホントに兄さん?

母に電話しました

母は電話の向こう側で兄の名前を叫んでました

母と会話はありませんでした

母の悲鳴だけが聞こえました

電話を耳から離しました

それ程の悲鳴でした
















6月6日(火曜日)

1人新幹線に揺られ秋田へ向かいました

開業したった2ヶ月

以前の職場では10年間無遅刻無欠席の僕が

たった2ヶ月で休診の貼り紙をし

信じられない、信じたくない思いを胸に

ただただ…秋田へ向かいました













父が駅まで迎えに来てくれて

家に到着し母が泣きながら抱きついてきて

僕はそっと荷物を置いて仏間を見ました

そこには横になっている人がいました

白布を取ってみると














兄でした














唇は青ざめ

首を吊った跡が見え

触ってみると顔は冷たい

ただ…間違いなく兄でした

6月4日の未明に首を吊り

翌日父が発見するまで

1日中…そのままだったらしいです




兄が僕に残した手紙がありました











『兄さんちょっと疲れたわ。
   お前は仕事、生活しっかりやって
   父さん母さんを安心させてやってな
   頼むな!!』














コピー用紙にボールペンで書いた文字

兄らしい手紙でした

家に着いてからは訪問者の対応

鳴り止まない実家の電話

その度に歯を食いしばりながら説明する父

その度に泣き崩れる母

葬儀の準備

座ってるヒマなどありませんでした












兄は離婚していました

嫁さん、子供とは離れ離れになり

それに実家の会社の役員の仕事

限界だったのでしょうか…

誰にも本音を言わず弱音を言わず

何も…本当に何も言わず自ら命を断った兄

父と母の姿を見るのが辛かったです

唯一の救いは愛犬のしんぺー

しんぺーが少しの笑顔を皆にくれました














僕の兄はバスケットが大好きで

僕の育った町の町興しイベントの

バスケット大会の実行委員です

毎年兄がポスターやタオルをデザインし

そして自らも大会に参加したりして

隣町の3×3バスケ大会で優勝してました

そんなバスケ馬鹿の兄

バスケ仲間の方々が兄のために

兄が1番楽しみにしてた秋の大会を

中止にしないで絶対やってやるから!

と言ってくれました

バスケ仲間の方から連絡をもらい

実行委員の兄が書類やらポスター、横断幕

全部管理しているから探して欲しいと




僕は兄の家に向かいバスケ関係の物を

1人で探し始めました




広い家でした

こんな新しい広い家に1人

寂しかったんだと思います

兄のバッシュ、ユニフォーム、タオル

家の中にはバスケの物しかありませんでした

首を吊っていた風呂場へ向かいそこに座り

いろいろと兄に話しかけていたら

父が迎えに来ました

2時間も兄の家にいたみたいです



慌ただしく動き火曜、水曜が過ぎ














6月8日(木曜日)

火葬の日を迎えました

火葬・本葬は家族、親戚、近しい人のみで

小さくやることにしました

父も母も兄の信じられない死に

ひとまず自分達で兄のことを

送らせて頂きますってことでした



自宅から出棺準備をし

僕はしんぺーを抱いて最後に兄に

タッチさせてやりました

元気に大きくなるからねと



そして出棺し車で火葬場へ

秋田の小さな町の火葬場です

車で5分です

そして火葬場へ到着しました
















おかしい…

火葬場が渋滞してる…

車が路上駐車してる…

朝8時半の1番の火葬のはず…

なんでこんなに混んでるんだろう…















兄の友人達でした















最後に誠に会いにきた!!

最後に誠にバカヤロ!って言いにきた!!

おれ達は誠の仲間だぞ!?

父さん母さん!ワリ〜な!入るぞ!












みんなみんな押しかけてきました

20人くらいと思っていた火葬

109人の方が兄のために

最後のお別れをしに集まってくれました

涙が枯れるってウソなんですね

もう前が見えませんでした

こんなにも多くの人が来てくれて…

兄はホントにバカでした

こんなに人が来てくれる

こんなに人が近くにいてくれるのに

なんで1人で悩み

1人で苦しみ、1人で最後を迎えたのか…

兄さん、みんなにありがとうって言ってな。









予想外の人数に、終わり時間を考慮し

開始が15分早まりました

皆さんにご焼香して頂き

お別れの言葉を頂き

棺が火葬室へと運ばれていきます










まこと〜!!

バカヤロ〜!!

まことが…行っちゃう……!!!


まこと〜!!














友達、バスケ仲間、会社の職員の方々

そして親族、父さん…母さん…


母さんはこの日まで毎日毎日



まこと〜!ウソだよな〜!
起きれ!!起きれ!!



と、毎日毎日言ってました

棺が火葬室へ入り自動ドアが閉まり始め

ホールに参列者の声が飛び交う中

僕は…人生で1番泣いていました

腕で支えていた母を従兄弟に託し

最前列の父の横を通り過ぎ

火葬場の職員さんにすみませんと伝え

火葬室自動ドアの目の前まで行き

人生で1番泣いている僕でしたが

笑顔で最後に兄へ伝えました
















『兄さん、早く寝れな』














この4日間

嵐のように事が進み

友達みんなにバカヤロ!って怒られて

母さんに起きれ!起きれ!って泣かれて

天国でもきっとじぃちゃん、ばぁちゃんに

なんで父さんじゃなくて兄さんよ!?って

怒られてるんだろうな〜と思い

最後に兄に早く寝てくださいな

そう伝えました















火葬を終え自宅に戻り本葬を行い

いろいろと手伝ってくれた方と

みんなで食事をしていました

最後はみんなで兄さんの思い出話し

半分以上は愚痴でしたね…笑



火曜に秋田へ向かい水曜、木曜

木曜の夕方には新幹線に乗り

東京へと戻ってきました


兄さんの写真をもらってきました

家に飾っておこうと思って



今回の出来事

忘れてはいけません

重い…重い十字架を背負ってしまいました

けど忘れてはいけません

しっかりと受け止めなければいけません

そして乗り越えなければなりません

兄の友人達も葬式のあとに体育館を借りて

追悼バスケをしてくれたらしいです



僕も兄の家にあった、

兄が好きだったラーメン屋のメニュー表を

持って帰ってきました

なんでラーメン屋のメニュー表が…笑

兄らしいですよホント


そのメニュー表の上に兄の写真を載せ

兄の好きだったバスケチーム

秋田ノーザンハピネッツのコップで

お水をあげてます

僕らしく、兄の弟の僕らしく

兄を供養してあげたいです
















皆さん、今回も心配おかけしました

皆さんのブログも見ています

全部ではありませんが…

少し落ち着いたときに見ています

記事にコメントをくれた方

ありがとうございました

もう辞めようかとも思いました

けど、ココはやっぱり僕の居場所

皆さんのモンスト記事見てると

凄く落ち着けます、安らげます


もちろん兄のことは忘れられません

けど…残された人間もやることがあります



『仕事、生活をしっかりして』

兄が残した最後の手紙

しっかりやるだけなんです

仕事をしっかりやる

生活をしっかりやる

そこにはココの存在が僕には必要です

また、お世話になりますね(*´ー`*)





先日、従兄弟の兄さんに言われました


『仕事も生活も奥さんのことも
   100%やる必要はない
   7割の力で頑張れ!
   残り3割の余裕を持ってな!』


少し肩の力が抜けた気がしました✨




またそのうち更新します!

仕事も生活も7割で頑張りますぜ!笑



最後に…














監督、誕生日おめでと♡