いつも読んで頂いて有難うございます。
今年になって
目に見える世界が大きく変わりました。
私自身にとっても大きな変わり年となりました。
ちょうど中国でコロナウィルスが出始めた頃、私は癌が発覚し、入院時にクルーズ船のニュースを病院で見ていました。
退院する頃、コロナウィルスが徐々に広がり始め、電話鑑定を開始した頃には、東京は緊急事態宣言。
対面鑑定を開始しようかなという時には、全国に緊急事態宣言で休業要請。
自分と向き合う時間でもあり、豊かな時間を頂いた。
手術の後遺症で、今はまだ足を下ろして座ることができないので、対面鑑定時には足を台に乗せさせて頂いていたのですが、そういったこともあり、外食はできない状態でした。
ですが、世の中も外食ができない状態になってしまったことで、感慨深く、色々なことを考えるきっかけだったのかもしれません。
当たり前の日常
当たり前の出来事の大切さを...
改めて知る
手術によって、できなくなったこともある。
リンパ郭清により、今までやっていたタイ古式マッサージは受けられないし、自分ができない体位もある。
正座は避けないといけないので、祈祷の形を変えました。
子宮が欠けたので出産はできない。
氣流も変えました。
ですが、私にとっては...その欠けによって得たものが尊く、大きかった。
それで良かったと思っています。
ただ、そうなれるまでには色々な葛藤があり、リハビリも辛かった。
今までの自分を手放し、新しく変えることはなかなか難しい。
当たり前のことなんて何もない...
今こうしている時間も、大切な時間です。
命
今生きているということ。
今できていることを感じること。
誰かと外食をすること
長い時間椅子に座れること
しゃがんだり
正座をしたり
歩いたり トイレに行ったり...
そういう当たり前に思えることが、術後は当たり前ではなく、生きていることの尊さを感じた。
欠けて 初めて分かったことの方が多い。
人は欠けてみないと気づかないことがあります。
そんな私も、治療方針については悩んだこともありました。
それは標準治療におけるそういったリスクが怖かったからです。
免疫療法、自然治癒には、家の講社が力を入れていたこともあり、私自身も自然に治癒した病もあったからです。
ですが、私は本能的に自分の子宮が欠けることを悟った。
天命かなと感じました。
また、私は6年前に彼を癌で亡くしており、一緒に歩んだ治療の日々から学んだこと...
そういった背景から、迷わず標準治療を選んだ。
それは命の選択だったと思っています。
彼の命が...教えてくれたことです。
彼との時間がなければ、私は今回の手術は受けなかったのかもしれません。
頑固なエゴにより、私は自然治癒を目指したのかもしれません。
今思えば...
彼に出会った頃に、私の子宮の異形成が発覚し、彼の治療の時間は、私の学びの時間でもあったのかもしれない。
起きる出来事で意味のないことはなかった。
誰にとっても、リスクのある手術や、辛い治療はしたくはないものです。
自然に病が治るのであれば、そんな素晴らしいことはない。
ですが、治療の遅れによって命を落とすこともある。
恐怖心に煽られ、現状が受け入れられないことから、決断の迷いや遅れで、行き先が変わってしまうことを視てきた経緯もありました。
癌は進行状態によっては、手術ができない状況もあります。
治療が選べることは有難い状況だと思った。
癌で亡くした彼は医師でした。
標準治療に否定型の開業医だったので、癌に対して化学療法を行いませんでした。
私は昔、医療機関に勤めていたことと、持っている資格があるので、彼が体調不良の時は自分のサロンを閉めて、病院を手伝うこともありました。
日に日に癌が進行し、体調が悪化していく姿を一年半身近で見ていました。
彼が選択していた治療は、免疫療法や自然療法、食事療法などでした。
出会った頃、私は自分の視えたことから、彼に標準治療を説得していましたが、彼の意思は固く、代替治療を探す日々だったのです。
その時間は、まさに業界の闇を見ました。
やせ細っている癌患者を、更に痩せさせ、自己免疫を下げるような食事療法
腫瘍マーカーや炎症数値が上がり、常に微熱気味の癌患者に対して、低体温になると癌が増殖すると恐怖心を煽り、体温を上げさせようとする高額な温熱療法
エビデンスのない高額な癌免疫療法や健康食品のマルチ商法
標準治療を受けると死ぬと煽る高額な治療店や氣功師
霊も憑いていないのにお祓いをしないと癌が消えないという霊能者や祈祷師
適切な知識もないのに恐怖心だけを煽る美容
貴方には生きてやるべきことがあると言い、高額なヒーリング養成講座を促すヒーラー
癌に対して確実にできない高額な遠隔氣功やヒーリング
体調不良により支払いが遅れると、悪い状態に戻すと脅す者もいた
私の出会ってきた親しい医師や氣功師、霊能者、祈祷師には、標準治療を受けさせない方はおらず、癌患者に対してそのような向き合い方をされる方はいなかったので、衝撃を受けた出来事でもありました。
結果的に彼は日に日に弱っていきました。
そういう治療で亡くなられた方も沢山みてきました。
そういった無資格の治療行為により、業界全体が暗くなってしまうことにも悲しく感じました。
氣功は免疫力を高め、ヒーリングには痛みが和らぐ効果があります。
自然治癒や免疫療法を否定しているわけではありません。
適切な治療と併用することで、得られるものはあるかと思います。
私の家の講社は、戦時中結核患者の治療をしていた講社でした。
当時の開祖は、元軍医の家系だったこともあり、沢山の結核患者様が治癒しました。
それは、自然療法と祈祷や氣功でした。
ですが、その当時は戦時中により医療崩壊となり、結核に対しての治療法はまだ確立されておらず、不治の病だったのです。
病院に入れない者が最終的に叩く扉は、自然療法しかなかった時代でした。
今は医療があります。
人は長生きになりました。
癌も治る時代になってきました。
なぜ、彼が標準治療を受けなかったのか...
怖かったからです。
放射線や抗がん剤により、子供ができなくなること、リンパ郭清によるその後の生活への支障、その他抗がん剤で残る後遺症...
気づいた時には、私の声は彼には届かなくなっていました。
治る代替療法を探す旅は、どんどん闇を引き寄せ、体力と時間と...沢山のお金を失いました。
それは、かけがえのないものです。
彼が選択として秤にかけていたものは、命ではなく、恐怖心だったのかもしれません。
恐怖心は時に闇を引き寄せます。
闇は恐怖心を煽り、大切なものを奪っていきます。
闇は人の負を見つけると、向こうから善意を装って近寄ってくるものです。
そして、大きな代償を要求してきます。
人は、身体が弱ってくると、恐怖心が大きくなり、判断力を失います。
心が弱り、魂が萎縮します。
そんな時...
身近な支えが必要なのです。
守護が大切なのです。
どうか...
身近で病気になっている方がいたら、寄り添ってあげて下さい。
貴方の大切な家族や友人が病気になったら、癒してあげて下さい。
安らぎや笑いは闇を祓います。
人と人の繋がりは大切な時間です。
命を選択して下さい。
『死んだ方がまし』
よく聞く言葉です。
あの頃、何度も言われましたし、私も言ったこともあります。
ですが、人は本当に死と向き合った時、生きたいと願う。
彼が、あんなに受け入れられられなかった抗がん剤治療ですが、もう何をやっても効かないと分かった時、癌が全身に転移してしまった時、痛みでのたうちまわる状態になった時、皮肉にも最終的に行った治療は、抗がん剤治療でした。
生きたいからです。
でも、目の前に死がない時には、自分が秤にかけているものが分からない。
死ぬことが分からない。
良いことしか考えられない。
それは前向きとは違います。
目の前にある恐怖が嫌なのです。
今まで当たり前にできていたことができなくなることが嫌なのです。
それでも人は、死を目の前にすると...選択が変わる。
その時に初めて選択できる。
生きるということを知ります。
悟るんです。
自分を受け入れる
受け入れることは、生きる選択でもあります。
簡単に言いますが、とても難しいことです。
身近な人の助けも必要になります。
彼が抗がん剤治療を早い段階で行なっていたら助かっていたのか...
それは分かりません。
ですが、弱りきった状態ではじめる抗がん剤治療よりは、身体への負担は少なかったのではないかと思います。
氣功の効果も高かったのかもしれない。
コロナウィルスにより改めて、命と健康、当たり前の時間について考えてみました。
私の経験が誰かの
必要な人の元に...
届くことがあれば幸いです。
ただ 生きていることが
尊い時間
不安や恐怖に支配されないで...
今を豊かに 楽しく
今を大切に生きること。
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(岐阜 占いヒーリングサロン フェリーチェ)