私が働いております王子小劇場のビッグイベント「佐藤佐吉ユース演劇祭」が、先日無事に閉幕しました。

多くの方々のお陰で成立したイベントでした、ありがとうございました。




全演目が終了した夜、共同プロデューサーの池亀三太さんと僕でツーショット写真を撮りまして、その写真の彼の笑顔がものすごく素敵でアップしようかと思ったのですが、自分の方の表情が気に入らなかったのでお蔵入りにします。
こういうところ、意外とナルシストなモラルなのでした。


で、ここ数日のアタスはというと。
色んなモノやコトを見境なく、観たり聴いたり体験したりしています。

それは舞台だったり、映画だったり、小説だったり、それこそ表現とは何の関係もないイベントだったり。

まあそれ自体は普通というか、僕自身昔から、何かがひと段落したときによくやることではあるんですが。
今回は、ひとつだけ、自分の中にルールを課しています。

それは、何かと出会うとき、「これは自分の表現のこういう部分に役立つ」ということを一切考えないようにする、ということ。
つまりはアホのように、ポカーンと口を開けながらあらゆることを体験している、という状態です。

だから、「自分の創作の方向性とは別のものを観ている」なんて言うと聞こえはいいですけど、そういう意図でもなく、ただただ見境なく色んなものを観ています。
「何の関係もないイベント」ってのもね、ガチで関係ないですから。
来週には、滝行にも行く予定です。何がしたいんだ俺は。


表現者として上のステージに行くということは、何かに特化していくということだと思っています。ジャンルにしても、媒体にしても。

なんだけど。

その特化が、最近、自分の意思云々以前に、「こういうベクトルなはずだ」という思い込みの元、進んで行ってしまっているんじゃないかと。
んで、そのベクトルのインプットばかりしてるもんだから、その思い込みが崩れて行かないんじゃないかと。

っちゅーことで、今は何も考えずに、色んなものに触れていますのです。


ちょっと話は飛びますが、「名を成した人の、名を成す前のブログ」を読むのが僕の密かな趣味だったりします。
小劇場の人とかでも、面識のあるなしに関わらず、読んでいたりします。

ああ、この人はこの時期、こうやって燃えていたのか、とか、こうやってエネルギーを持て余していたのか、みたいなのが感じられるのが楽しいのです。

ある種、名を成した後に書いた言葉よりもずっと「その人」を感じられるっちゅうか。

このブログも、いつかそうなったらいいと思っています。
という気持ちを込めて、あえてとりとめなく書いています。

あ、そうそう。

6月に紀伊国屋ホールで上演しますMMJプロデュース公演「昆虫戦士コンチュウジャー」ですが、なななんと、僕が大尊敬する漫画家・ニャロメロン先生に四コマ漫画を描いて頂きました。



さすがの面白さ、感激です。

豪華キャストに加えて、烈車戦隊トッキュウジャーのトカッチ役・平牧仁さんの音楽、そしてニャロメロン先生の漫画と、いよいよお祭り騒ぎになってきた昆虫戦隊コンチュウジャー。

しかもしかも、まだ言えませんが、ここからもすごい発表が沢山あるのです…。

どうぞ、お楽しみに!!