「昆虫戦士コンチュウジャー」、ガシガシ稽古しています。

稽古と並行して、今回のモラルの裏テーマ「こざっぱりした外見の状態で本番を迎える計画」も、水面下で進行しております。

はいはーい、どうでもいいとか言わない。

いやね、公演を観に来たお客様に「面白い!」って言って頂けた時にね、演出家が「この作品に精魂持っていかれました」みたいに疲れきっているより、「ま、余裕ですけど」的にこざっぱりしてた方が、なんかかっこいいじゃないですか。
実際は必死でも、表面くらいカッコつけたい。


で、で。体型もね、もうちょっと痩せたいなっちゅうことでね。
通販で、「ちょっとこれ大丈夫なのか…」系の、怪しい痩せるお茶にも手を出してしまいましたよ。



色が、既に怪しいもんね。
マグカップは、「ウサギの島」で知られる大久野島のもの。
ウサギ、かわいかったなー。今まで旅行した場所の中でいちばん楽しかったなー。


…いや、うん、やっぱりどうでもいい話でしたね。
稽古の話をしましょう。

毎日、「どうやったらお客様の腹筋を崩壊させるくらい笑わせられるか」ということを真剣に考えています。

こないだ、面白かったのがね。
コメディって、「わざとシリアスな芝居をする」みたいな笑わせ方が、パターンの一つとしてあるじゃないですか。
で、そういう芝居に「インスタントシリアス」って名前をつけてね(笑)
皆で、そんなインスタントシリアスのコツについて話したりしました。

インスタントシリアスの達人、板倉くんの「感情を動かすな、顔のパーツを動かせ」は名言でしたね。


とにかくもう、当たり前ですけど、「メチャクチャ面白かった!」って言われたいんです。で、その境地を目指すためには、脚本とか演出とか俳優とかスタッフワークとか、そういう、個々のセクションがいい仕事をしている、ってだけでは駄目でね。

なんていうか、全体を流れる空気というか、そういうところが、一つにならなきゃいかんのです。

狂気。
そう、狂気です。僕はやっぱり、狂気にまみれた座組が好きです。
「これは普通に面白いよね」ってところで面白さの追求を止めるんじゃなくて、そこからさらに深めて深めて深めて、もはややってる方さえも面白いかどうかわからないくらいの場所に行き着くのが最強だと思っています。

なので、ここから三週間の稽古、引き続き、深めて深めて深めていきたいと思っています。

派手に行くぜ!