皆様、こんばんは。
っていうか、アレですね。
年明け最初の更新なので、今さらながら、あけましておめでとうございます、ですね。
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
 
脚本・演出を担当させて頂いた結城企画「くるみ割れない人間」が終演して、はや半月弱。
 
 
関わって下った方々、ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
自分にとっても愛おしい作品となりまして、あれやこれやを振り返りたい気持ちマンマンなのですが…それはもうちょっと、先の話にさせて頂いてですね、半月後に迫った、犬と串の次回公演のお話をさせて下さいまし。
 
 
 
はい、デデン。
稽古もいよいよ佳境でして、おそらくこれが、本番前最後のブログ更新となるかと思います。
ので、意気込みみたいなものをね、少しばかり。
 
劇団を作ったばかりの時、自分のモチベーションがどこにあったかと言うとですね、これは恥ずかしながら、「俺が表現を求めてるんじゃない、表現が俺を求めているんだ」とか、割と本気で思ってました。
つまり、「表現が俺に片思いしている」と思い込んでいたわけですね。
若い時って、それだけでチヤホヤされたりもするから、それが勘違いに拍車をかけていた部分もあるんだと思います。
 
でもまあ、月日が経つ中で、んなこたあない、なんてことが分かっていって。
「あれ…むしろ、俺の片思いなんじゃね?」となってくるわけです。
 
まさに、価値観の大どんでん返し。
そうなると、どうなるかっちゅうとですね。
 
ガラにもないことを考えますわな、まあ。
今まで、好きな時に呼び出して、メシ代も全部払わせたりとか、デート中もずっとケータイ見てたりとか、そういう感じで接していた「表現」っちゅうモンに対して、花束を贈ろうとしてみたりとか、記念日をしっかり覚えてみたりとか、そういうことにトライし始めるんですね。
 
これは、本当の自分じゃないんじゃないか。
どこかでそう思いながらも、勘違いしていた頃の自分にはもう、戻れなくて。
 
ありのままの自分でいることが、一番いい。
そんなこと、頭ではずっと分かっていたんです。俺だって、バカじゃないんだから。
でも、恋は病じゃけんね(照れ隠しとしての広島弁)。
絶対熱いと分かっていながら、目の前の炎に手をかざしちゃうみたいなこと、あるじゃないですか。
そういう意味で、ここ数年間、僕は生きる楽しさより、苦しさの方が上だったような気がしています。
 
だけど、だけどね。
ようやく僕は、ずっとその、頭では分かっていた「ありのままの自分でいる」ってことが、少しずつ出来ていけそうだよ。
表現に対して、傲慢にもならないし、顔色を伺いもしない。
自分の作りたい作品を作って、その上でサラッと表現に「今の俺、どう?」と聞けるような、そんな感じにしたいですね。
 
そんなこんなアナコンダで、犬と串「Peach」、是非に是非にご来場くださいませ。
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あ、やべ。
全然作品の話じゃねえな。
えっとね、コメディです。ざっくりだな。
もうちょっと細かく話すと、「面白ければなんでもいいじゃん」みたいな今の自分の思想を、「甘ければ、木になってる桃だろうが、缶に入った桃だろうがどっちでもよくない?」みたいなところに変換して、それをさらに昔話の桃太郎にメタファー的なアレをして…みたいな話です。
 
久々に、滅茶苦茶な話です。
多くの方に楽しんで頂けるよう、ラストスパート駆け抜けたいと思います。