今さら感がハンパないですが、犬と串case.16「Peach」、終演いたしました。

関わって下さった方々、ご来場頂いた方々、気にかけて下さった方々。

本当にありがとうございました。

また今回、公演期間中のトラブルにより上演を中止する日があり、多くの方にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

それでも、多く方の温かい言葉の力で、何とか全員で千秋楽を迎えることが出来ました。

 

 

ハイ。

今回も頂きました、博多ファンクラブからのお花。

ちなみに博多ファンクラブとは、僕の母のみで構成される、遠く博多からモラルを応援する団体です。お母さん、いつもありがとう。

 

はてさてはて。

1月の結城企画「くるみ割れない人間」、2月の犬と串「Peach」と、怒涛の二ヶ月連続公演が終わりまして、3月はようやっと落ち着き…と思いきや、終わってみれば、なかなかに忙しい月でござーした。

 

初めての体験、新しい出会い、そんなことが沢山ありました。

小学生キッズと毎週ワークショップして作品作ったり、まさかの自主映画に俳優出演したり(そのうち情報公開いたしますね)、五人の作・演出家が集まるオーディションがあったり。

 

 

これがその、五人の作・演出家が集まったオーディションの後の一枚。

写真中央の二人の俳優が主宰する、FunIQという団体の企画でして、何と今年、それぞれ違う作・演出家と五本もの作品を作るっちゅうことで、五作品合同のオーディションが行われたわけです。で、後方にいる五人が、作・演出家。

 

そして、そんな日々の隙間を縫って雪遊びとかに行っちゃう、高須医院長ばりのフットワークを見せるモラル。

 

 

 

つまりは僕の三月は、とても「世界に対してオープンな」一カ月間でした。

どれもこれも、新鮮で刺激的で、自分なりに色々成長したなあと思ったりもします。

 

でもさ、でもさ、でもさ。

難しいのは、クリエイターである以上、一年中オープンでいるわけにはいかない、ってことですよね。

やっぱ、ホラ。

表現って、本質的に孤独というかサ。

しっかり世界と関わって、そこで得たものを糧にするのはすごく大事なんだけど、それを表現に落とし込む時は、孤独でなきゃならない。

なんだろうね。難しいんだけど、それは、創作の中で、俳優さんやスタッフさんと信頼し合うこととは、また全然別の話で。勿論、色んな人と化学反応を起こしながら、力を合わせて作品を創り上げていくんだけど、そういう話じゃなく、自分の内面と対話して深めるべき部分は絶対にあると思うわけです。

 

たまーにね、一から十までオープンなままモノを作ろうとする不届き者がいますが、そういう人が作る作品はもう、マジでおもろないです。まあハイ、私の個人的見解ではございますけんども。

 

だから、この一カ月間の、素敵な世界との対話を燃料にしてね、ここからまた、孤独な時間に戻ろうと思います。

 

 

だって、ホラ。

あの作品が帰ってくるから。

 

そう。

「昆虫戦士コンチュウジャー」が。

 

MMJプロデュース

「昆虫戦士コンチュウジャー ~ただの再演じゃ終わらない、そうだろみんな!?~」

 2017年5月10日(水)~18日(木)@あうるすぽっと

http://www.mmj-pro.co.jp/konchuger/

 

去年、紀伊國屋ホールで上演した作品の再演です。

8月には、スペース・ゼロで続編も上演されます。

 

再演も続編も、自分にとっては初めての体験です。

どうやってブラッシュアップしていこうとか、どういう続きにしようとか、色々すさまじいプレッシャーがありますが、それよりも、「やったぜ!」という気持ちの方が大きいです。

 

何たって、初演のラストでもう、勝手に次回予告してましたからね(笑)

シリーズ化する気マンマンでした。

でも、それが実現したのは本当に、初演に関わって下さった方々、ご来場頂いた方々のお陰です。本当に、ありがとうございます。

 

タイトルの通り、再演と言いつつ、色んなところをバージョンアップしていくつもりです。

語りたいことは山ほどありますが、それはまたおいおいということで…。

 

どうぞ、ご期待くださいませ。

そうだろ、みんな!?