もう、前提として信頼されてる品質、みたいなのがあるじゃないですか。
「〇〇社製の電化製品だから、そうそう簡単には壊れない」とか。
「〇〇のブランド服だから、雑に作られてるはずがない」とか。
で、で、で。
そういう、オーソドックスな価値軸の信頼とは別に、変態性に対する信頼、みたいなのもあるなあと思うんですね。
「〇〇だから、マトモじゃないに決まってる!」みたいな。
決して、使い勝手がいいとか、心地いいとか、そういうことではなくて、むしろ色々「何でそうなった!」という歪な形をしてるんだけど、歪であることをどこかで期待されてる部分があって、そこにはちゃんと応えるという、そういう変態的な信頼。
僕がクリエイターとして手に入れたいのは、やっぱりそういう信頼みたいです。
悲しいかな、僕は比較的、真っ当な人間に生まれてしまって。
ナチュラルボーンの変態には敵わないんじゃないか、とか、意図してる変態性ほどダサいものはないんじゃないか、とか、そんな不安とはもう、長い付き合いになります。
自分は本物の変態なんだと思い込もうとしている時期があったり、変態性に拘るのはやめようと思う時期があったり。
で、今は。
自分は普通の人間だけれど、頑張って変態性の高い作品を作ろう、と思っています。
理屈じゃなくて、自分はそういう作品を作りたいし、「そういうヤツ」として表現の世界に存在していたい。
だから、信頼されるに足る、変態品質を突き詰めていきたいなと思っています。
ということで、次に僕が脚本・演出をさせて頂く公演の情報が出ましたです。
FunIQ×モラル(犬と串)
「パン屋爆発」
11/29(月)〜12/3(日) @ SPACE 梟門
詳細はコチラ
犬と串にも出演頂いたことのある、辻貴大さんと日比野線さん、二人の俳優からなるユニットの公演です。
打ち合わせの段階で、「今までやったことないことに挑戦して欲しい」と明確に言ってくれて、だから、メチャメチャ新しいことに挑戦します。
まずもって、舞台セットが具象で、ワンシチュエーションです。
この時点で、いい歳して初挑戦です。
そこから先はまだちょっと言えませんが、とにかく初物尽くしです。
今、台本を絶賛執筆中ですが、怖いですもん。
これ本当に面白いのかなってね、正直、毎日思いながら書いてます。
でも、だからこそ、書いてる時に「生きてるなあ」って心から思うし、そんな機会を頂いたからには、絶対に勝つつもりでいます。
是非是非、ご期待くださいませ。
そして、僕の劇団、犬と串の次回公演も、詳細が出ましたね。
犬と串 case.17
「ピクチャー・オブ・レジスタンス」
2018年2月21日(水)〜25日(日) @恵比寿・エコー劇場
詳細はコチラ
来年の話ではありますが、こちらも気にかけて頂けると幸いです。
気付いたらもう、2018年なんてあっちゅう間だからね。
っちゅうわけで、執筆に戻ろうかと思います。
劇場にて!是非、お会いしましょう。