どうもどうも、ご無沙汰しております。

 

何とも間抜けなタイミングになってしまって大変恐縮なのですが、僕が脚本・演出を担当したフジオモラル破局公演「アンチカンポー・オペレーション」、先週無事に、全ステージ終演しました。

関わって下さった方々、ご来場いただいた方々、まことにありがとうございました。

 

この公演のあれやこれやに関しては、よかったら特設ブログの方を覗いてみてください。

↓↓↓

https://fujiomoral.wixsite.com/last-match/blog

 

企画者の僕と藤尾勘太郎のみならず、キャストの皆さん、さらには制作の西村君まで参加して、この企画の始まりから終わりまでを綴っています。

 

そんで、この特設ブログの最後の記事として、僕と藤尾君、それぞれ終演のご挨拶を(かなり赤裸々に)書きました(僕の最後のご挨拶はコチラ)。

なもんでまあ、こっちの個人ブログの方は、その補足程度くらいで読んでもらえたらなあ、なんて思うんですけれども。

 

 

何事も、紙一重だなあ、と思います。

結果的に、かなり緻密に、時間をかけてこの企画の準備は進めてきたんですけれど、当たり前ですが、実際にやらなければ、公演自体がありませんでした。

そして、僕も藤尾君も、「この企画をやらない」という選択をしていた可能性も充分にあったと思います。

だからホント、紙一重だなって。この素敵な座組でやれたことも(旧知の仲も、新しい出会いも、久しぶりの再会も)、沢山の温かいお客さんに見届けていただけたことも。

 

まあ、それを言い出せば、破局自体も紙一重だったのかもしれない。

紙一重で、僕達は破局していなかったのかもしれない。

でも、それはもう言い出したらキリがないって言うか、だから破局自体は悲しいけれど、人生に破局は避けられないものとして、俺たちはこんなに派手に終わらせたんだぞっていう、誇らしい気持ちの方が大きいです。

 

 

 

これは、稽古が始まるよりうんと前、フライヤーの撮影の時の写真。

二人でこの格好で町中を練り歩いて、めっちゃジロジロ見られたっけなー。

この時はまだ、公演終わった後のことどころか、稽古が始まることさえ想像できなかったなー。

 

 

 

 

そっから顔合わせで、改めて「めっちゃ面白いメンバーやん!」と確信して。

ガンガン稽古して、柄にもなくガンガン飲みにも行って、あれ、気付けばもう本番じゃね?って、何だかリアリティのないままに劇場に入って。

 

 

 

 

うわあ!セット出来とる!衣装着とる!え、もうお客さん来るの?あ、マジで本番なんや…。

みたいなね、疾風怒濤でしたわ。

 

ホントに、情熱的で笑顔の絶えない座組でした。

劇場に入ってからの稽古で、コンプライアンス神殿用のおにぎりがなくて、ひとまず伊澤さんが自分用に作って来たおにぎりを借りてそれがサスに照らされてたりとか、ラストの紙吹雪の実験で、逆噴射して全部花ちゃんに当たってたりとか、思い出を語りだせばキリがありません。

 

 

またこのメンバーでやりたいな~なんてね。破局らしからぬことを考えてしまいます。

いや、藤尾君とは破局ですけど、皆さんとはね、今後もいいお付き合いができればと思っていますし、藤尾君とも、またいつか、時の輪が巡り合うようなことがあれば、その時は笑顔で握手したいと思っています。とりま、ようやく「主宰と劇団員」という関係性から解放された我々ですから、今後はもうちょっと飲みにいったりしたいなと僕は考えています。

 

 

あ、今後ですか。

今のところ、決まっている舞台はありません(キッパリ)。

 

なので何か、楽しい企みがあれば誘ってくださいね。

僕の方も、色々考えていることはあったりするので、誘いますね。

元々、「何を自分の作品とするか」を考え直したいというところも、劇団を活動休止にした理由の一つだったりはするので、焦りつつも、自分を縛らず、柔軟な発想で色々吸収して昇華して、次に何かを皆様にお見せする時は、「破局公演より面白いじゃん!」と言われるよう頑張りたいと思います。

 

長くなりましたが、改めまして多くの皆様、ありがとうございました!

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

モラル