結局、こういうニュースが流れるようになりました。
岸田首相が乗り出してきても、海外パビリオンが独自断念。
 


みなさんは、「プレハブ」という言葉から、すぐにこういう簡易な建物を思い浮かべてしまうと思うんです。

たしかに、こうなりそう。
でも、プレハブの元の意味、プレ=事前に、ハブ=ファブリケーション=製造。
「事前に製造」

という真の意味に変えれば、「事前に工場で作って運んできて組み立てる」だから、

必ずしも、箱型になる必要はないのです。
なぜか、プレハブは箱型で単調、と決めつけている。
逆にいえば、プレハブだったら箱型でいいや、とサボってしまっている。

その証拠に、
あの新国立競技場デザインで、日本側が設計を断念したザハ・ハディドさんもプレハブをやっています。

南米のホンジュラスのリゾートマンションです。

 


これ、ホンジュラスパビリオンにしてもらえばいいじゃん
 

 

これもプレハブです。

 


現場組み立てです。


最新の3Dプリント技術によって作られた橋の構造です。


これ、そのままパビリオンにしてもらえばいい。

つまり、日本側は世界の建築事情を知らずして、プレハブだから簡単にできる!と勝手に思っていないでしょうか。

 

また、簡単なプレハブに板切れや緑を張り付ければいい、とか考えていないでしょうか?

それではダメです。

そして、簡単な箱にすればできる!という考え方も大間違いです。

なぜなら、簡単な箱にしても基礎は必要だからです。

つづく