昨日昼前に、電話が鳴りました。
画面を見て『あ!お元気になられたのかな』と思い『もしもし・・』

中学一年生だった私をヤマハのオーディションで大阪代表に選んでくださり、デビューまで指導してくださり、大阪芸大へ誘ってくださった恩師 太田聖二先生の訃報でした。

涙声の奥様が『引き出しを開けたら、森川さんのデビューの頃からの写真が出てきました。大切に持っていたんですね』と仰っていました。

体調を崩され、3月から入院されていましたが、コロナウイルスのせいでお見舞いにも行けず、時折LINEで大学のことをお知らせしたり、近況を報告したりしていました。
コロナウイルスのせいで最後のお別れもままならないのが本当に残念で、悲しいですが、太田先生のご葬儀が7/21と聞いて、なんとも言えない気持ちになりました。
太田先生が喜んでくださっていた私のデビュー日が7/21です。太田先生が旅立たれる日に私は35年を迎えます。
太田先生、また会いましょう!
その時は私にもう一度、ご指導ください。

太田先生、ありがとうございました。
太田先生がいてくれたから私は今、ここにいます。

心からご冥福をお祈りします。

森川美穂