週刊文春WOMAN 読みました。

 

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巻頭の香取慎吾さんのインタビューは毎号深い内容ばかりですが、今回は特に心に沁みました。

 

ちょうど舞台「テラヤマキャバレー」に向き合っている最中で

しかもSMAPにとって大切な人、黒木プロデューサーとの別れがあったばかりの頃に語られた慎吾の言葉は、胸にズシンとくるものがありました。

 

訃報というのは重なるもので

中居君のラジオ番組に長く関わってこられたディレクターの小林順さんも同じ2月に亡くなられていた、ということをつい最近知りました。

 

SMAPにとって大切な方々が若くしてこの世を去られたという事実に言葉を失くします。

 

慎吾は文春のインタビューの中で

「テラヤマキャバレーの稽古が始まってから僕は生きること、死ぬことを1日何時間も考えてきました」

と語っています。

彼と比べるつもりはないのですが

私も、自分が病気になり、そして母を見送ったこの7ヵ月の間に「命」のことについて何度も考えてきました。

 

命の不思議。

命の奇跡について、何度も思いを巡らせました。

 

母のことはまた別で書きたいと思っていますが、私の両親は父方の親族から結婚を反対されていたと聞いています。

結構強く反対されていたらしいので、もしも父か母、どちらかの心が折れて結婚を諦めていたら・・・私という命は誕生しなかった。

私の夫は早産で生まれた未熟児で、このまま育つかどうかわからないと言われていたそうです。生後11か月の頃には肺炎にもかかり「覚悟してください」とお医者様に言われたとか。

それでも元気に育って成人したわけで

義母は「命に縁のある子はね、何があっても生きられるのよ。それは神様が授けてくださる縁で、私達にはどうにもできないものだと思うわ」

としみじみと語っていました。

 

反対を押し切って母と結婚した父は、結婚生活わずか10年余で突然の交通事故でこの世を去り、残された母と私達子どもはその後の人生が大きく変わりました。

住まいを替わり、環境も変わり、成人してから目指す進路にも変更を余儀なくされて・・・

でも、その末に私は夫と出会って結婚して、子どもが生まれるのですから

「命」と「命」が出会って、繋がっていくことは本当に奇跡なのだと思います。

 

森くんがあの大事故に遭った時

「骨折があと5ミリずれていたら1時間以内に亡くなっていた」のだと聞いた時も

あぁ、森くんは命に縁のある人なのだと思ったし

彼が生かされたのも、きっとこの先に彼にしか出来ない使命があると神様に託されたのかな、と思ったものです。

 

生きているということはそれだけで奇跡。

 

でも、自分が還暦を過ぎて、親しい人だけでなくテレビで昔から見ていた人、自分の人生に影響を与えてくれた著名な方達の訃報を聞く度に

人生に与えられた時間は有限なのだと痛感します。

 

人間、明日のことは誰にもわからない。

病気、事故、災害。

いつ何があってもおかしくない。

だからせめて、元気なうちは1日1日を大切に過ごさないといけないと、改めて思うのですが・・・

SMAPの6人は、今何を思っているのだろうか?

とふと考えます。

私の夢は、再び6人が集って笑い合う姿を見ることですが

今、彼らを取り巻く環境、現状を鑑みるとそれは果てしなく難しいことなんじゃないかと思わざるをえません。

彼らには彼らの考えも美学もあるでしょうが

ファンも彼らも、どんどん年を取ります。

このまま何も実現しないのは、辛すぎる。

だから私も考えを少し変えました。

もちろん究極の願いはずっと「6人全員集合」ですが

もう、いいよ。

それは本当の最後でいい。

今、全員で集まれないなら、せめて、2人でも3人でも4人でも5人でも、会える人から集まってほしい。

そこにいない人を除け者とは思わないから。絶対に。

 

ずーっとあなた達を信じて、ここまでついてきたファンに「生きててよかった。頑張ってきてよかった」と思わせてほしいよ。

6人全員が元気なうちに。

お願いだから。

 

今私はそんな風に思っています。

 

お花画像 「スターチス」  花言葉 「永遠の愛」 「変わらぬ心」

 

 

でもね、たとえその願いが叶わなくてもSMAPが、6人がずっと大好きなことは永遠に変わらない。

たったの50年・・・は、今からは難しいけど、ずっとずっと、応援し続けたいです。これからも、何があっても。