まだ旅の宿です。
朝から雨だったので部屋で読書三昧。
今日読み終えましたよ。「碁盤斬り~柳田格之進異聞」
いやぁ、すっごく面白かった!!!
読んでいて血沸き肉躍ったわぁ
元々は古典落語が題材だけあってまさにお客を楽しませるエンターテイメントが物語の中に詰まってる。
お江戸の時代の義理、人情、喧嘩、博打、商売の機微、情け、恋慕、仇敵・・・そういうあれこれが全部盛り込まれていて、最後のオチまで完璧って・・・古典落語、恐るべし。
と唸ってしまった。
これが白石監督の手にかかるとどんな映像になるんだろうか・・・?とワクワクする
「碁盤斬り」の文庫本は映画の脚本を書いた加藤正人さんが小説として出してるものだからすでに発表されているキャストの顔、声で脳内変換しながら読むと最高に面白い。
にしても、登場人物全員、バチバチにハマってるキャストで凄いわ。
よくぞここまでドンピシャな俳優さん達に演じてもらえたもんだ・・・と感動してたら、完成披露舞台挨拶、キタよ、これ!
↓
登壇者すごい。主要キャスト全員と言っても過言ではない
行ける人が羨ましい・・・
どの役者さんもハマり役ですが、何と言っても主役の柳田格之進が「草彅剛」であることに感動です。
もうこの役、剛君以外に考えられないわ。それぐらいピッタリ。
きっとこの作品で剛君は俳優としてまた新たな扉を開く・・・そんな気がします。
撮影していたのは昨年の春頃、京都で。
と、つよぽんも自身のエッセイ「お気楽大好き」で書いていますが
この物語の内容からして、結構心身共にハードな撮影だったんじゃないかと推察されますが(殺陣もあるし)
そういう時期にもかかわらず、剛君は森くんと連絡とって、復帰に向けてエールを送ってくれていたんだな・・・と思うとなんか、泣きそう。
森くん復帰レースの日も、どうだったかな?と気にしながら撮影していた、と。
このことを思い浮かべながら「碁盤斬り」見たら私、違う意味で泣くかも(爆)
そして、この物語の中で核となっているのが「碁」
「碁」が物語の中でこんなにも重要な役割を果たすとは・・・
私は「碁」は打てませんが、小説を読み進める中で昔仕事でお付き合いのあった方のことを思い出していました。
あるお寺の住職さんで「碁」が趣味の方(僧侶の方は碁を打つ人が多いそうな)
その方も「碁は人間性が出るから面白い」っておっしゃていたなぁ・・・。
ご病気されて寝たきりになってからも「あぁ、また碁を打ちたい」って言いながら亡くなられたこと、ふと思い出しました。
古典落語の方のタイトルは「柳田格之進」なのを
映画は「碁盤斬り」って付けたことにも、ちょっと痺れる・・・
このタイトルがどのシーンを指しているのか、小説を読んで初めてわかったから。
公開が今から待ち遠しくてなりません!