ここ近年モスクワで一番"有名と言っても過言ではないレストラン"White Rabbit" 
様々な国のエキスーパート達が挙って足を箱び
 私がモスクワ入りした2011年当時は、
お得なランチセットなども有り
日本人奥様達の間でも良く使われるお店でした。
2012年のブログ (今ではランチメニューはありません)

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3、4年前から theWorldBestRestaurantsなるものが出来
唯一モスクワからランクインしたホワイトラビットに
注目が集まり、私もなんども足を運びましたが
景色以外は、お料理では特に、一度も感動した事なかったお店
モスクワの美味しいお店を聞かれても、ここはガッカリするから
避けた方がいいなどと発言してきた事を
反省した夜の出来事。

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暫く前、古いお友達がモスクワへ来る事が発覚し
しかも、昔彼がモルガンスタンレー勤務時代は
私の仕事への熱(苦し)い思いを色々共有させて頂いた懐かしい友人
7年ほど前からfoodieとして活躍中で
今では様々なメディアに露出し、コンサルティングの分野でも
本来の能力を発揮している中、
theWorldBestRestaurantsのジャッジも務めていて
ホワイトラビットへ行くと言うので、ガッカリするかも/させるかも前提で
同行した夜のこと。。。

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久しぶりに感動のディナーを頂きました。

流石、イェール大学の政治学部を首席で卒業した彼は
ロシアでの食材や料理について学んでから来ていて
全てのメニューを解説付きで挙げてくれたので
以下、浜田タケフミさんのFaceBookから引用させて頂きました。

Dinner | Day 23 | Eating around the World
White Rabbit | Moscow, Russia

世界一周食べ歩き|23日目|ディナー
ロシア・モスクワ|White Rabbit ホワイト・ラビット

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Part 1 of 2
前後半の前半

ロシアを代表するイノベーティブ料理のレストラン。2016年度世界のベストレストラン第18位。

当店は、ショッピングモールの屋上に位置している。モールの正面から入ると、中を通り抜けてオフィス階らしき上層階へのエレベータに乗り、更に当店専用のエレベータに乗り継ぐ形。モールの関係者は基本英語が出来ないが、店の名前を伝えるとエレベータの場所を教えてくれる。

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店内に入ると、贅を尽くした綺羅びやかな空間が広がる。上階の天井はドーム型にガラス張りとなっており、モスクワの夜景を一望できる。ロシアの新興富裕層が好みそうな豪華な設えは、当地で複数の高級飲食店を経営する大資本のフラグシップ・レストランに相応しいとも言える。

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食事はテイスティング・メニューもしくはアラカルト。

ロシアや旧ソビエト連邦という広大な地域の食材を活かし、ロシア料理の伝統をへのオマージュを盛り込んだイノベーティブ料理。

何と言っても、まず食材の幅の広さに驚かされる。しかも、西ヨーロッパでは手に入らないものばかり。特に、魚介が上質なのが印象的。

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西ヨーロッパとは全く異なる、ロシアならではの料理の伝統も奥深い。例えば、発酵が現在世界の料理界のトレンドだが、ロシアには牛乳を発酵させた食品だけで何種類もあるくらい、独自の食文化を誇っている。テイスティング・メニューのインスピレーションの源となっているロシアの郷土料理について私は何も知らないに等しいので、別途ちゃんとロシアを食べ歩いて知識を深めてからまた来店したいと思った。

ところで、今回はロシア在住5年の中島 万喜さんと久しぶりに再会し、一緒にディナーをした。何度か来店したが、いつもアラカルトでオーダーしていて、特に美味しいと思ったことがなかったそう。食の発展途上国にありがちなパターンだが、アラカルトは食に興味のない地元客の好みに合わせた料理で、テイスティング・メニューがシェフの本当に作りたい料理なのだと思われる。よって、シェフの本気の料理を食べたい方は、必ずテイスティング・メニューを注文することをお勧めする。

COMPLIMENTS
スナック

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食事が始まる前に、ラテン文字に変換するとPOLUGARと書かれたお酒のボトルが登場する。スナックを摘むにあたって、アルコール度数の高いお酒で手を消毒するという趣向。後で調べたところ、POLIGARというのはロシア古来のライ麦の蒸留酒。18〜19世紀に飲まれていたウォッカの原型で、120年ぶりにレシピを復活させたものだとのこと。

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The Scarlet Flower with apples, honey and black radish: Begonia flower with winter apple puree, black radish infused with honey
スカーレット・フラワー、冬林檎、蜂蜜、黒ラディッシュ:ベゴニアの花、林檎のピュレ、蜂蜜入りの黒ラディッシュのエキス。スカーレット・フラワーとは、「美女と野獣」を元にしたロシアの童話のことだそう。

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Wild strawberry: Goat cheese, lavender sauce
野苺:山羊のチーズ、ラベンダーのソース

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Oatmeal loaf with cheese mousse and dried salmon  
オートミールの生地、スモークチーズのムース、乾燥させた鮭:フレーク状の鮭の旨みが濃厚。

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Carrot & raspberry water  
人参とラズベリーのウォーター:ひと匙のウォッカ入り。

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Swan liver ryazhenka with Antonovka apple marshmallow: Torched apple marshmallow, swan liver cooked with brandy and milk, mulberries

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白鳥のレバーのリヤジェンカ、アントーノフカ種の林檎のマシュマロ:ガスバーナーで焦がしたマシュマロ、ブランデーとミルクと一緒に火入れした白鳥のレバー、桑の実添え。比喩表現かと思って何度も確認したが、確かに白鳥だそう。初めて食べるが、フォアグラのような風味。リヤジェンカとは、火を入れてメイラード反応で褐色になった牛乳を発酵させたもの。

アメブロは御写真15枚まで、これ以上載せられないので
次に続きます