先日来、道具の話をしていたら、ついついアツくなってしまい、内容がコアになり過ぎてしまった感があります。果たして、読んで面白がってくれる人がいるのかどうか・・・・甚だ疑問です。
・・・と、反省する素振りを見せておきながら、またまた懲りずに突っ走ってみたいと思います。
弟子の頃のこと。親方が使っている憧れの鉛筆、ハイ-ユニ。使い勝手は良いけれど、1本150円位もして、なかなか手が出なかったものです。
ある日、兄弟子の車に乗せてもらったとき、ダッシュボードの物入れに、使って10センチ弱くらいに短くなったハイ-ユニが、大量にあるのを発見。
「これって・・・もう使わないんですか?」
「短いのは使いにくいから、もういらん。」
「じゃ、これ譲ってください!」
「ええよ。」
というわけで、まんまと、宝の山を手に入れたのでした。
これをどうやって使おうか・・・と考えます・・・・。
よくあるネジネジ式のホルダーは、デッかくて邪魔くさいし・・・。
そこで思いついたのが、これでした。
けちんぼキャップ。
しっかり差さるので、不意に抜ける心配なし。
ジュラルミン製なので、軽くて、丈夫。
使用感は、長い鉛筆と何ら、変わりません。
割と簡単に作れるので、みんなにプレゼントすると、耳に挟むにも都合が良いらしく、
「もう一本ちょうだい!」
「ええよ。」
という感じです。
鉛筆がとんがりコーンみたいになるまで使えます。
以来ずっと、必須アイテムになっています。
材料は、弓道の矢のシャフトです。
本当はシャフトじゃなくて箆(の)と言って、矢箆竹(やのだけ)という竹を火伸し(ひのし・加熱整形)して作るものなのですが、大変高価で、取り扱いも面倒なので、一般的にはジュラルミン製のものが使われています。
欧米のアーチェリーのメーカーが作っているらしく、太さが色々あるのですが、鉛筆にちょうど良いのは2015というサイズです。・・・2015いうても、来年のことじゃ、ありませんヨ。確か、外径が20/64インチで、肉厚が15/1000インチという意味?だと聞いたような気がします。
そこらへんの学校の弓道部に、曲がって使えなくなったのが大量にあるので、貰って来て、好きな長さにチョンチョン切ればOKです。
もうひとつ、ある日突然思いついたのが・・・・これです。
先スリムじゃない、傷んだプラスビットを、ちょっと研いだだけ。
刃を付けて、逃げ角を取れば、あっという間にチビ座グリの出来上がり~。
ぐりぐりっと、こんな具合です。
この座グリのメリットはふたつあります。
1、母材が薄い場合等、下穴を開けたくない場合に便利。
2、相手がセメント系やケイカル板でも、惜しげなく使い潰せる。
どうでしょう? 何かのお役に立ちそうでしょうか?
以上、けちんぼシリーズでしたっ。