全財産を詐欺にあった経験からわたしが思うこと。絶望感や無力感を乗り切るには? | 藤沢あゆみオフィシャルブログ Powered by Ameba

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作家。著書29冊。相談30000件超。ananによる信頼できるカウンセラー20人の1人。NHKEテレハートネットTV出演。2023年4月「バズる!ハマる!売れる!集まる!WEB文章術 プロの仕掛け66」発売9日で増刷、7月18日枚方蔦屋書店で101人講演会開催

藤沢あゆみです。


毎朝7時に空の写真を撮ろうと外に出ると、スマホを持ったひとたちに出会います。
毎朝お花見、しあわせな季節です。





LINE公式アカウントでおなやみにお答えしています。


こんなおなやみが届きました。



いつも前向きになれる言葉、素敵な投稿をありがとうございます!


最近、民事訴訟で敗訴判決が出ました。
一年近く注ぎ込んだ時間は何だったのだろうと、絶望感に襲われました。
時間もお金も無駄にしてしまったと思います。


大変な思いをしたし、頑張ったけど、現実は敗訴判決。
敗訴判決の理由のひとつに証拠不十分というのがあります。
証拠がない中で、立証できるような書面を頑張って作ったけど、その時間は何だったんだろうと考えてしまいます。


よく神様は乗り越えられない試練は与えないとか言うけど、絶望的な気分な時は神様なんていないと思います。


法律の壁ってどうしようもないですね。
裁判って残酷ですよね。和解しなければ、一方は敗訴になるわけで、判決文を書いた裁判官は仕事だから淡々としている。


絶望感とか無力感をどう乗り切ったらいいんだろうと考えてます。


敗訴判決となってから、凶悪事件の被害者のことを考えてしまって、もっと計り知れないような絶望の中でも生きていく人がいるとか、もっと大変な人たちと比べて、自分の痛みなんて大したことないと思ったりします。そういう人たちに対して失礼だと思うのですが、法律の壁について考えました。


今の法律って被害者を救うものではないですね。
最近だと失明させた加害者に2年何ヶ月という実刑判決が出ました。裁判所は被害者に寄り添わないと思います。


けれど、裁判所批判とか法律批判をしても、意味がないですね。判決が出た以上、裁判官に不平不満を言っても、意味がないというか、ますます辛くなります。


私を傷付けた相手は今頃大笑いしていて、大喜びしているだろうと考えてしまいます。
敗訴判決を受け取った方は絶望の中にいますが、勝訴判決を受け取った方はどれほど嬉しいか。


後から考えても仕方ないことだけど、敗訴判決が出て、ズタボロに心が疲弊するなら、やらなきゃ良かったなと思います。
嫌なことや辛い目にあっても、諦めないといけないことって世の中にはあるんでよね。
理不尽なことに立ち向かうより諦めた方が幸せだと思ったりました。


裁判は自分でやると決めたから、自己責任なのですが、やっぱり辛くて、考えるよりも忘れてしまいたいなと思います。
けど、忘れるっていうのも難しいのです。
諦めるしかないというのが法律の壁でしょうか。


まとまらない文章ですみません。
そのうちにブログか何かで回答をもらえたら嬉しいです。


裁判で敗訴判決を受けて絶望感無力感に襲われてる人は一部に数いると思うので、そういう人がどう正常に戻ればいいのか、アドバイスをもらいたいです。



ありがとう😊


わたしはかつて、当時の全財産を詐欺にあったことがあります。
500万円ちょい。結構な金額です。



貸した金額を書き上げて、警察に提出しましたが借用書をとっていたわけではないので、証拠もなく、事件として扱っていただくことができませんでした。


寸借詐欺というもので、毎回2万円とか3万円とか貸していくのです。
いま思うと穴だらけですが、当時の自分はそのお金が将来何倍にもなって帰ってくるということばを信じていました。


無理やり強奪されるとかではなく、一緒にビジネスをするにあたって、良い物件を手に入れるためにいま裁判を行っていてその裁判費用を貸して欲しいみたいな感じから始まりました。


当時わたしは、服飾デザイナーとしてコレクションを発表したり自分の店が持てるデザイナーになりたいと思っていました。
物件というのはそのお店となる物件です。


いま思うと、よくそんなにお金を貸せたなぁとそのことにびっくりですが、収入はありました笑。


だけどその仕事は、自分の本来やりたい仕事である服飾デザイナーとしてコレクションを発表したりお店を出せるひとになることには全く直結しておらず、わたしはのちに詐欺とわかるそのひとに投資することで


自分は夢のために行動している


と自分をごまかしていたのです。


お金が返ってこないのではないかと思ったことは何度もあり、会ったり電話で話すと半狂乱になり、わたしは


「もう内臓売ったら?」


と口汚いことばで罵っていましたし、そのひとのことをまわりのひとには「バカ」と呼んでいました。


その間、わたしは生死をさまようような病気になったり、当時の彼氏が間に入ろうと、大怪我をした翌日に松葉杖をついてそのひととの話し合いの場に現れ、相手は彼の姿を見て逃げるみたいな、Vシネマのようなバイオレンスなドラマが繰り広げられました。


その一件がどのような結末を迎えたかといえば、そのひとと連絡がつかなくなったのです。
つまり騙し取られたままです。


だけどそのときには、煮えたぎる憎しみというよりも
「もうひとを恨まなくていいんだ・・・」
という、恨む対象がいなくなった安堵の気持ちだったのです。



わたしは「平気で嘘をつくひとっているんだ・・・」と人生の無常を知れた気がしました。
いまのわたしの、すべてにOKを出せる感性はこの時に身につき、だからこそ、きれいごとではない文章が書ける作家になれたと言っても過言ではないと思っています。


長々と自分語りで失礼しました
残念だ、無念だ、諦められない・・・。
心に湧いてくる気持ちに蓋をすることはないと思います。


無念は無念のまま、恨みは恨みのままでいいです。
相手をゆるさなきゃとか無理に思う必要はありません。


人生は振り子です。
恨みや憎しみに触れた振り子の倍、ひとは大きなしあわせを得たい気持ちが生まれます。



わたしが詐欺にあって思ったのは
「いつかまっとうな仕事で、詐欺にあったのと同じ額を稼げるひとになろう」


この間うちを整理していたら、とある通帳が出てきました。
平成20年・・・
1年で8冊出版した年です。


そこには、余裕で詐欺にあった何倍もの額が印字されていました。
たくさんの月日をかけて、わたしは、無念を晴らしていたんです。


そのエネルギーをくれたのは、無念な経験かもしれません。財産はなくしたけど稼ぎ出す経験もできました。


悪銭身につかずとは、騙した側だけではなく、自分の稼いだお金を大切に使わず、安易に貸していた自分にも言えることだなぁと今のわたしは思います。


どんなに頑張っても証拠不十分だとひっくり返せないんだ・・・


その無念を、しあわせになるエネルギーに変えてみませんか?


二度と嫌じゃないですか?
この嫌なことが嫌じゃなくなるくらいしあわせになったり、この経験を超える嫌なことが二度と起こらないくらいしあわせになりたいと思いませんか?


そう思えたなら、その無念はしあわせをつかむためのエネルギーになります。


残念だ、無念だ、諦められない・・・。
その気持ちが大きければ大きく、負のエネルギーが育てば育つほど、まだ見えないところで取り返したいというしあわせをつかむ原動力が育っているのです。


無念だと思うのはあなたががんばったからです。
自分よくがんばったとねぎらってくださいね。



もっと大変なひとがいるとか、考えなくっていいですよ。


ひとは自分の人生しか生きられません。
自分に集中しましょう。



ではどうしたら無念のエネルギーを、自分をしあわせにするエネルギーに変えられるのか、振り子を作動させられるのかといえば


自分から出てくる様々な感情に蓋をしないことです。


残念とは、まだ念が残っている状態です。
絶望とは、望みが絶たれた状態ですね。


最後に出てくるのが、無念です。
無念とは、絶望し、それ以上落ち込むこともできない状態です。
なくなるまで、吐き出し切った状態です。


そこまで行くと、心に平安が訪れ、未来のことを考え始めます。
そのときひとは、自分をしあわせにしようと思い、振り子がしあわせの方に触れるのです。


無念のエネルギーが大きければ大きいほど、しあわせをつかむエネルギーも大きくなります。
あなたは今、しあわせをつかむエネルギーを育てていますよ。今はそう思えなくてもね。



いつか自分をしあわせにしようと思える日まで、ゆっくり休んで、英気を養ってください。
応援しています。





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