太宰治には、そしてそれはわたしのすきなしゅんかんなんだけれど、「いいんだ、いいんだ」、「そう、いいことなんだよ」、など、とつぜん、世界がフローになるしゅんかんがある。やさしくながれる、というか、なんでもいいかんじになってしまう、というか、いっさいがいいとかんじられてしまう、というか、この太宰治の「いい」ってなんだろう。いいんだよ、それで、いいじゃないか、いいことなんだよ、生きていさえすればいいんだよ。この、いい。つかおうとはおもってるが、なかなかつかえないやつ。