おもしろいなとおもうのが、○△□で、詩が区分されてゆくことで、数字とかではない。すごくでかい○とかすごくちいさな●とかもことばとならんででてくる。☆が(☆としてあらわれたりもするし、△□という区分もある。森本さんの言語世界ってたぶん、123が○△□に置き換わってしまうように、ことばの境界や作用が水のように溶けやすい世界で、だからことばそのものがどういうふうにそのつど溶けていくか、が詩として表れているんじゃないか。ことばが溶ける現場そのものも、詩だとおもうので。