マンネリと気付き | 経営コンサルタント 毛利京申 事業再生企業再建 事業承継

マンネリと気付き

今朝中日新聞を見ていたら大きく

「手帳」の広告が出ておりました。

キャッチコピーは
『4月生れの高橋に恋をしてしまった』
という「高橋」という手帳メーカーの広告でした。

一般的に手帳というものは、1月から12月までが

1年となっているものが普通だと思っておりました。

私は、毎年手帳を買いに行くのは、11月頃です。

この「高橋」の手帳は、4月から3月までで、1年だそうです。
結構売れているそうだ。

「手帳」というものは、1月から12月までだ・・・

という先入観が恐いですよね。
全てにおいて、

これでいいという、何ら疑問を持たないことです。

「売る仕掛け」としては、

手帳は別に1月からという決まりはない。
ましてや、年度というのは、

4月が一般的ではないか?という発想です。

云われてみれば、そうなのです。
「手帳」は4月からという発想は、素晴らしいですね。
 
今ごろの時期は、手帳なんかは売れないと思います。
「高橋」は、恐らく・・・

4月からの手帳と1月からのものと、両方作っていると思います。

こうすることにより、11月も売れる。

3月も売れる。両方が売れるといいですよね。
特に、今ごろの時期の発売だとライバルもいないからね。



中国人のビジネスマンが、日本人をバカにするときがあります。

「日本人は、すぐに戦略・戦術という言葉を使いたがる。

しかも「戦略」の意味を間違っている。」と・・・
「戦略」という言葉の本当の意味は、

この言葉は孫子の兵法からきた言葉で、

「戦わずして勝つこと」という意味なのです。
摩擦が起きれば、トラブル、ライバルを増やすことになり、

「戦いを省略することが戦略という意味だそうです。」


ですから・・・

「自分だけのフィールド」

「ライバルがいない世界でのビジネス」

「ライバルが少ない時期」を狙うといいですよ。


今一度、自分の持つ「最大の武器」は何か?


を見直してみてはいかがでしょうか?