借金は心の問題 | 経営コンサルタント 毛利京申 事業再生企業再建 事業承継

借金は心の問題

昨日は、元大成建設の中国天津市の支店長で、定年後名古屋で

建築業を興した社長さんが相談にやってこられました。

環境に良い、エコ建材のパテントを取ったが、

これを如何に売り出すかの相談でした。


皆さん、仕事のできる人は、昨日申した

『自分のフィールド』を見つけて、突破口を模索するのですね。

一昨日は、水道工事会社の社長が相談に来ました。
経営が、思わしくなく、今月の銀行の支払ができないとのこと・・・

顧問税理士に相談すると「こうなったら弁護士に相談したら・・・」

と言われ、弁護士に相談すると

もう破産しかないね。」と云われたそうです。


私も弁護士事務所に18年間も在籍し、

数千件の破産申し立てを代行してきたので、

弁護士事務所に相談に行っても当然のアドバイスだと思います。

私は、それでは本当の意味での解決にならないということで、

年収5000万円の立場を捨てて、人を救うためという気持ちが、

今の職業を天職としたのです。



たしかに、もう破産しか道はない人もいます。
でも確率的には、諦めた人の半分以上は、

まだまだ可能性がありますね。

営業利益が出るうちは、まだまだ道があるのです。

私は、この水道会社の社長には、

まだまだ『楽勝じゃないですか?』とアドバイスして、

再建計画書を作成することにした。

年商8億で、負債が10倍のホテルを全株額面で買い取り、

自ら代表取締役となって再建したこともあるから、

1億や2億の借金なんて・・・・

という気持ちで仕事しております

このぐらいじゃ、諦めるのは早い!
ましてや、借金を苦にして自殺しようなんてバカげております。


たしかに1998年以降『生活苦による自殺』が急増しております。
毎年、3万5000人弱の人が自殺しておりますが、

この生活苦による自殺者は、8000人前後だと言われております。


しかし、よく考えてみて下さい。

アフリカ難民、北朝鮮の人たちは、

もっともっと生活苦に悩んでいます。
栄養失調で喘いでおります。

自殺する人で、栄養失調の人や餓死する人はいませんよね。

私は、経営不振や借金で自殺する人を

みたくないから今の職業を選択しました。
借金は経済的な問題ではなく『心の問題』です。


山上憶良の「貧窮問答歌」の「働けども働けども~」

という句を想いだし、『自分はまだまだ』と思う気持ちが大切です。

「借金」で人格が破壊されるわけでもなし、

一度や二度の失敗でいちいち自殺していたら

命がいくらあっても持ちません。


今日昼からある病院にお見舞いに行ってきます。
警察官をしている知人がガンで入院しているからです。

まだ、44歳です。
この人の子供は私の長女と幼稚園繋がりなのです。

 
この人のように「まだ死ねない」と必死で生きようとする人。
自ら「死にたい」と思う人。

これらの違いは、

単に「自分のことだけ」を考えている人かどうかです。


さぁ、明日に向かって血が滾る仕事をしましょう



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●パスタリ庵が18日中京テレビ

『PS愛してる」に登場します。皆さん是非見てね。

取材店ホームページhttp://www.pastalian.com/

 

●読売新聞の連載コラム3月2日に更新しましたよ。
 是非読んでね♪

http://chubu.yomiuri.co.jp/news_k/fukokei/fuko070302.htm