パンドラの塔 君のもとへ帰るまで クリアレビュー | 旧 ´・∞・)つ●ムキュのブログ

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死んで綺麗になるのと

醜くても生きてる のって

どっちが幸せなんだろうね?




こんなティザーサイトの意味深な呼びかけから始まったパンドラの塔。

先日ようやくクリアしました。

テーマは「真実の愛」です。


とりあえず結論からいいますと、現時点で今年一番のソフトとなりました。


シンプルながら深みのあるストーリー。

シンプルながら多彩なアクション。

魅力的なキャラクター。

徐々に難易度を上げてプレイヤーを育てる塔攻略要素。

あえて時間自由度を狭めることにより広がったゲーム性。


どれもそれぞれが出来がよく、そして総合して素晴らしい作品に仕上がっています。


恐るべし山上セレクション。そして初オリジナルをここまで仕上たガンバリオンも見事。


※山上セレクション:

山上 仁志 任天堂企画開発本部第2グループマネージャー。

この人のプロデュースする作品は神ゲー・良ゲーと評価される作品が多く、『山神』とも一部で呼ばれる。

『斬撃のREGINLEIV』や『ゼノブレイド』も山上氏のプロデュース関連。

もちろん開発元の実力があってこそだが、作品の為に妥協しない姿勢は社長が訊くシリーズでも有名。

名言「岩田さんからは俺が予算と期間をとってくるから!」


このゲームをオススメするポイントははっきり言ってすんごい沢山あるんですが、その中からかいつまんで紹介します。



十三訃塔 探索・攻略要素の魅力


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このゲームはゲームの流れとしては塔を探索し、最上部にいるボスの部屋を封印している鎖を解き、ボスに挑む流れになります。

この塔探索がまた面白い。

悪魔城ドラキュラの探索要素やゼルダのギミックダンジョンに通じるところがあります。


ダンジョンというのは基本的に平面迷路が多いのですが、ゼノブレイド同様に縦軸のダンジョンというものになります。その為落下すれば帰り道をショートカットできたり、新たな道が下ってその先にあったりと非常にバラエティに富んでいます。

『えー?縦横のダンジョン?難しそう…』と思う人もいるかもしれませんが大丈夫。

このゲーム、非常にバランスがよくてですね、最初の塔は非常に簡単であります。

徐々に、徐々に塔の難易度が上がっていく感じです。そういった意味でも『プレイヤーを成長させる』ゲームとしては秀逸。

地図もあります(リモコンの②ボタンを押せばいつでも開けます)ので、迷ってしまったりしても大丈夫w

もちろん鎖を使った謎解きや、ギミックも多数あり私の少ない頭をうんうん唸らせてくれますw

ズームモードで見ないと見つけられない隠されたレアアイテムなんかもあるので、プレイしてみた場合は怪しそうな場所をズームしてみてください。

セレス(ヒロイン)の元に帰るのも忘れて熱中してしまうこともしばしばw



鎖と第二武器を使った自由度の高いアクション

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このゲームは『オレイカルコスの鎖』という鎖と、第二武器(とは言うものの、雑魚戦では主にこちらがメイン)の2種類を使って敵を倒していきます。

第二武器での攻撃は武器によって特徴がありますが、なんといってもこのゲームのキモは鎖の使い方

鎖は敵を縛ることが出来ますが、頭を縛れば敵の視界を奪い、足を縛れば敵の機動力を奪います。

前項にて記載した『ズームモード』も鎖で使えるのですが、これが目から鱗の使いやすさ!アクションゲームで狙いを定めるっていうのはある意味相容れない要素だと思ったんですが、このゲームはその相容れない要素をうまくまとめています。素晴らしい。これもポインターのおかげです。

しかし、例えば頭を縛っても敵は闇雲に攻撃してきたり、腕を縛ったけれども腕力の強い敵ならば逆にこっちが振り回されます。

それぞれのモンスターに対して正解は無く、自分なりに戦いやすい方法で縛って倒す楽しさがあります。もちろん縛らなくても倒せますけど、ついつい縛ってしまう俺S疑惑。


そしてボス戦はもう毎回大興奮!

こちらは雑魚戦とはうって変わって鎖をメインで使用。

最初の塔のボスはいたってシンプルなのですが、その難易度は徐々に上がっていきます。

そしてその攻略法のバリエーションの豊富さ!攻略ネタバレになってしまうのであれこれ書けませんがまー面白い!

どこからこんなアイデアでてくるの!といわんばかりのボスショータイム!

一応塔に落ちている書物から攻略のヒントはある程度わかるのですが、自分でその解き方を発見したときはなんか脳汁でますw


セレスのもとへ帰るまで


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とまあ塔攻略が面白いわボス戦やり応えあるわと熱中していると、左下の円ゲージがやばいことに。

このゲームやっていると、マイホームパパになること請け合いですw


主人公エンデとヒロインセレスは十三訃塔の近くにある、『監視塔』と呼ばれる塔に居を構えてます。

そして十三訃塔に入った瞬間から、左下の円ゲージは減ってゆき、色づいた箇所まで減ると、ヒロインが獣化してしまうんです。

肉を食べさせれば元に戻るんですけど!

ってことは、そんなに気にすること無いじゃーんw


正直どんな感じかなーと最初興味本位で獣化させてみました!


どれどれー?










…うわぁ


ごめんなさい。 ホントごめんなさい。

もうしません。ほんと、ごめん。



とまあそんな感じになりますw

いやですね、感情移入がしやすいように作られているのもあるんですが、セレスが凄い、健気なんですよ。

わざと獣化なんて絶対させちゃいけません。ほんとに。


でもね、くらーいシーンばかりじゃありません。24時間の時間の流れがあるんですが、ご飯ではセレスが料理下手なんだけど、回数をこなすことによって段々料理がうまくなっていったり、花の種を渡すと庭に巻いて育てたり。

セレスを観察するゲームと証する方もおられるほど。

監視塔パートは単なる体力回復・セーブポイントの役割ではなく、セレスとグライアイ婆さんと謎の爺さんとのちょっとした楽しい癒しのパートです。

たまに見てて木っ端ずかしいラブラブッぷりを見せ付けられたり、『お前何読んでんだよwww』と和んだり。

そうしていくうちにセレスへの愛情に繋がり、『ああ!そろそろヤバイ!帰らないと獣化しちゃう!』とゲーム性に繋がっているんですね。


んで、『なんだよ、ギャルゲーかよ!』って人もいるかもしれません。安心してください。このゲーム、『恋愛ゲー要素』は無く、『純愛』ですので。だって最初からラブラブ設定だから攻略も何も無いもの。ギャルゲーじゃあない感じ。俺自身はギャルゲーやらないんですけどねw



とまあちょいちょいかいつまんで紹介しましたが、

このゲーム、最高に面白いです。

ここまでの総合的良ゲームは流石任天堂クオリティ。

安心してオススメできます。

Wii持っているならば絶対遊んだ方がいいゲームっす!参考になれば!


パンドラの塔 君のもとへ帰るまで/任天堂
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