こんにちは、クライドブログ管理者エリコです
今回は『JAZZ ELECTRIC』シリーズはお休みして、
クライド氏がNYに行ってミュージカルカンパニーに所属してからのこと
についての記事です
クライド ガーシュインさん)
エ: 偶々ラッキーでNYに行ってミュージカルをやる事になったでしょ?
それからの話を聞かせて貰えませんか?
例えば、有名な人と共演したりしたのかな?
ク: その(クライド氏がNYに行った)時期は、ちょうど『Roots』の映画をやっていたの。(注1)
そこに出ている人達…シシリー タイソン(注2)…有名な黒人のアクトレスとか、ベン バリー。
丁度ちょう~ど流行っている人達が、同じミュージカルカンパニー(注3)に入ってた。
だから、色んな有名な人がいた。
エ: へえ~。その人達は先生ではなくて、出てる人?
ク: そう。
エ: 先生はNYに行って、いきなりミュージカルに出られるようになったの?
ク: NYに行く前は私、音楽は
教会のクワイヤーと、弟達とゴスペルのアカペラグループやってた。
あとは、高校2年生の時のコーラスの授業。
少しずつ友達のバンドでも歌ってた。
あと、高校の先生もバンドをやってて、そのメインボーカルをたまにやってた。
それ以上やってなかった。
あまり細かく、深くやってない。
教会も…そこまで深くやってなかった。
音楽が好きかどうかも、わからないで、やってた。
全然わからない。
ただ、偶々その場所(ミュージカルカンパニー)に行ったから、やった。
エ: …それで、NYに行って、すぐにミュージカルに出たの?
何も深く勉強しないでNYに行って、すぐに役が付いたの?
それとも、練習生みたいな感じ?
ク: ん~、ミュージカルの中のバックコーラスとか、エキストラみたいな、メインじゃない役。
それやったから、少しずつ、自分が『できてない』に気付いて来た。
そこから、
あー上手くなりたい
か
知りたい
か
このままじゃ面白くない、
気持ちが出てきた。
それまではそういうことは余り考えてなかった。
上手い人見てたら、
『あー、自分も上手くなりたい』
と思って来た。
エ: それでじゃあ、自分で積極的に練習する様になったの?
ク: その時は、(ミュージカルカンパニーの)ディレクターの人がいて、
ステージでこういうことやって
とか
こういう風に動いて
とか
ああいうことやって、
とかステージングについて教えるひと、そういう人がいたの。
でも、周りの人達、有名でもリードやってる人達でも、結構勉強するの。
ボイストレーニングとか、演劇の先生、ダンスの先生も。
色々勉強してるの。
エ: 自分達で自ら?
ク: うん。皆学校に行ってるんじゃない。プライベートの先生の所に行ってたの。
それで、『あー、自分もやらなくちゃいけない』
そう思って、NYでは行って勉強してた。1年2年くらい。
エ: ふーん。
ク: でも私はミュージカルが自分に合わないのわかってた。
最初の方は楽しくて面白くて、その刺激…が面白くてずっとやってた。
けど少しずつ、自分ができる様になったら…
足りなくなった。
ミュージカルがもの足なくなったから、大学に音楽を勉強しに行ったの。
エ: へぇー。
次回へ続きます
(注1)
アレックス・ヘイリー原作の小説『ルーツ』を基にした1977年制作、米国のテレビドラマシリーズ。
(注2)シシリー タイソン
米国女優
1933年NY生まれ
映画、テレビドラマ、ブロードウェイ、オフ・ブロードウェイ舞台などで活躍。
世界的に有名なトランペット奏者 マイルス デイヴィスと結婚していた時期もある。
(注3)
小説『ルーツ』の原作者であるアレックス ヘイリー主宰のミュージカルカンパニー
ボーカルスタジオTheVoiceSpace
ライブイベント『JAZZ ELECTRIC』のお問い合わせはこちらまで
ご応募お待ちしております