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   韓国の家庭料理を伝えて行くのに忘れてはならない料理の1つに、ヨルムキムチがあります。間引き大根のキムチです。あまり塩辛を加えずサッパリした味に作ります。水分を多くして、それを麺や麦ご飯にかけて食べたりします。日本人が夏になると糠味噌漬けを食べるように、初夏になると食卓に上ります。発酵して汁に酸味が出てくる頃が食べ頃です。ジメジメ暑い日に扇風機の前で、麦ご飯にヨルムキムチをぶっかけてかき込む様子は韓国の夏の風物詩かもしれません。
   それとニンニクの花芽です。炒めたり、醤油やコチュジャンに漬けたり、いろんな料理にして食べます。これもまた初夏の味です。
  間引き大根もニンニクの花芽もあまり店に出ないのでレッスンができないのですが、運良く手に入ったので食べていただきました。
   もう一つサツマイモ茎も忘れてはいけない家庭の味ですが、これは手にはいりませんね。どれも間引いた物から茎まで、野菜を一つも無駄にしないで食べる素朴なおかずです。
   こんなおかずを韓国料理大好きな皆さんに伝えていきたと思っています。