EeePC 901 マスタースレーブ問題の解析結果
それは先月のことでした。。
いつもカスタム携帯をご依頼いただいているお客様からの相談でASUSのEeePC901というUMPCのIDE周りの解析をご依頼いただきました。
カスタム携帯とは全然ジャンルは違いますがもともと精密機器を扱っているため機材は揃っているし、以前に似たような関係の仕事もしていたのでお受けいたしました。
EeePC901ユーザーの方に少しでも参考にしていただけたらと思い解析の結果をご報告させていただきます。
まずEeePC901の問題点としてCドライブが4G、Dドライブが8Gと言うのが標準のようでCドライブの容量があまりにも少ないため何とかできないかと言うところで皆さん色々と頭を悩ませておられると思います。
まずは今後、応用が効くよう基本的なカスタム方法をお教えします。
●DドライブをマスターにしCドライブをスレーブにする方法
まずはノーマルの状態です。当然マスターは4GのSSDになっていますね!
まずは裏蓋をあけて8GのSSDをはずしてください。
そしておなじみのZIFコネクターがあるかと思うのですが(最新ロットはコネクターは無しのようです)
そこの21番ピンがCSEL端子となっております。
これをプルダウンGNDに落とすことによって4Gがスレーブに切り替わります。
この21番ピンはZIFのピンアサインでいうとGNDになっているとことですのでHDDやCFを変換アダプターなどで接続すると自動的に4GのSSDがスレーブになるという仕組みのようです。
そして8GのSSD側のコネクターの26番ピンにリード線でジャンパーします。
この26番ピンは8GSSDのCSELになっています。基板側はブランクになっていて未使用のようです。
そして8GSSD基板のCSEL端子をGNDにジャンパーすると・・・
※これをしないとマスターには切り替わりません。
どうですか?簡単に切り替わりました。。
試験的にこの状態でリカバリーを行い8GをCドライブでXPを起動出来ることも確認いたしました。
しかし8Gと4GのSSDの性能が違うため、ちょっと実用性には欠けるかもしれませんが・・・
ZIFのCSEL端子が判明したことで色々と応用が効くかと思います。
IDEの認識については色々と情報があるようですがもしドライブを認識しない、不安定な場合はZIFコネクターの21番ピンがプルダウンされているか確認してみてはいかがでしょうか?
もちろんCF、HDDのデバイスがマスター設定になっているのが前提ですょ。