新年明けて第一回目のTAP the POP「ミュージックソムリエ」のコラムでは、今月来日公演を控えているカルロス・アギーレと、彼の音楽と私たちを繋げてくれたbar buenos airesの3人について書きました。

 

心を静める音楽〜カルロス・アギーレとbar buenos aires

 

実は昨年の1月8日に、自身のイベント「音楽にフレル」のvol.2に、「bar buenos airesの世界にフレル」と題して吉本宏さんの選曲を楽しみながらお話をお聞きするという会を開催しました。

その過去ブログはこちらから↓

イベント「音フレvol.2〜bar buenos airesの世界にフレル」を終えて①

 

その日はあいにくの雨の中を、予想を上回るたくさんの人がお越しくださいました。

吉本さんの選曲や活動に共感し、賛同するファンがたくさんいらっしゃるのだなぁと強く感じました。

それからの1年間、ずっと吉本さんたちの活動を見ていて私が感じたことは、「心を静める音楽」を求めている人が、こんなにも多くいるのだということです。

 

「音フレ」のイベント以降、吉本さんは昨年1年間の間に、たくさんのコンサートやイベントの開催をされていて、“いろんな分野”とコラムにも書きましたが、ワインに関連する食の分野だけでなく、インテリアや建築、ファッションの分野など、様々な分野からの「心を静める美しい音楽」を愛する人たちを巻き込んで、その輪を徐々に大きく広げられていることを私は感じていました。

 

ー心を穏やかにする美しい暮らしに美しい音楽ー

 

ここからは私の私見ですが、そういったトータルでの考え方を好む人は、最近の街中やラジオから流れてくる音楽からは距離を置き、音楽を聴くという習慣からも距離を置いてしまったという人も残念ながらいるのです。

例えば「私、音楽はあまりわからないけど」と言いながら、bar buenos airesの音楽を購入される方もおられました。

もちろん、音楽コレクターのような熱心な音楽ファンの方もいらっしゃいますが、生き方としてトータルで美しさを求めるような方のファンも多いと感じましたし、そういう人が少しずつ増えているようにも、一つの現象として感じています。

 

ですから、「心を静める美しい音楽」というのは、まだまだこれからも需要があるのです。

bar buenos airesのメンバーでもあり、resonance musicとしても活動中の吉本さんや、同じくメンバーの一人でHMVでクワイエットコーナーを担当されている山本さんなどが発信されている音楽を、私もこのように機会を見て、まだそのような音楽を求めているのに届いていない人への橋渡しが少しでもできればとの思いで、今回のコラムを書きました。

 

そして、今年の第一回目のコラムの掲載が1月8日ということと、カルロス・アギーレの来日公演を目前に控えて、この機会にぜひこのことを書かねばと、勝手にですが思ったわけです。

 

広がりを見せているとはいえ、TAPの読者はロック系を好む方が多いようですし、多くのアクセス数を稼ぐことはできないかもしないですが、きっとそんな人の中にも「こんな静かで美しい音楽を聴いてみたい」と思われる方がいらっしゃるだろうと思うのです。そういう方の元に届けばと願っています。

 

 

そして、カルロス・アギーレの来日公演が今週末から始まります。

各地で完売の公演が出ている模様です。

もちろん私は大阪公演のチケットを入手しましたよ!

今から楽しみです。

では、昨年末に発売されたばかりのアルバム『カルマ』から

 

 

 

 

 

ミュージックソムリエとしては、本当にジャンルレスな私ですが、より良いつなぎ手であれたらと最近思っています。

 

例えばワインのソムリエも、レストランに専属の方もいらっしゃれば、ワイン専門店あるいはリカーショップ専属の方、または、食関連のメディアなどへ執筆されている方、全くのインディペンデントで活動されている方など、活動のフィールドも形も様々なんだと思うのです。でも、美味しいワインを食のお供に届けたいの気持ちは一緒だと思います。

 

そのように、私も今は何にも属さず全くのインディペンデントながら、ブログやメディアへの執筆を通して、いろんなところからいいと思える音楽を引っ張ってこれたらと思っています。

 

さて、今年もどんな音楽との出会いがあるか、私自身も楽しみです♫

 

 

 

にほんブログ村 音楽ブログ 好きな曲へ
にほんブログ村