今日公開されたTAP the POPのコラムには、

コリーヌ・ベイリー・レイについて、書かせていただきました。

 

喪失感と深い悲しみの中で、再び歌い始めたコリーヌ・ベイリー・レイ『あの日の海』

 

 

デビュー後順調だったコリーヌが、突然の悲劇に見舞われたのは、今からちょうど10年前でした。

その悲しみの中から一歩を踏み出し、再び歌うことを始め、8年前にリリースされたアルバムが『あの日の海』。

ずいぶん前にこのブログでも一度ご紹介しています。

 

 

それから6年後の2016年には、3枚目のアルバムをリリースしています。そして、今は新しいパートナーと出会って、幸せな日々を送られているようです。

 

このコラムを書くにあたって、最近のインタビュー記事も少し読みましたが、アルバム『あの日の海』をリリースした直後に何度も受けたインタビューは、結構辛いものがあったようです。

しかし、彼女と同じ悲しい経験をされたファンがライヴに来て、コリーヌを元気付けてくれたとも語っていました。

 

日本では幾度となく震災などもあり、家族や恋人など大切な人を突然失うという経験をされた人もたくさんおられるのではないかと思うのです。

そのような悲しみは、簡単に乗り越えられるものではない。

なので、「悲しみを乗り越えて」という表現は避けました。

そんな深い悲しみを抱きながら、小さいながらも一歩ずつ、人は前へ進んで行かなければならないのです。

生きている限り。

 

コリーヌのやわらかくやさしい歌声と温かいサウンドが、彼女と同じ悲しみを抱く人にも、そっと寄り添ってくれるのではないかと思って書きました。

 

とにかく、彼女のこだわるオーガニックでヴィンテージなサウンドは、聞いていてとても心地が良いですね。

 

6月にはビルボードライブでの来日公演もあるようですよ。

 

 

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