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株式会社メイクステージ代表・女性起業応援コーチの原麻衣子です。
 
今年は雑誌取材をいただく機会が増え、プロライターさんと多く出会うことができました。
 
ライターさんがインタビューしてくださり、私は想い想いに話をしていく。特に盛り上がり話が飛びそうになったりしながら。
 
質問にできるだけ応えたいと話しながら、どう形になるのか?
応えられているのか?話しすぎじゃないか?大事な部分は話せたか?
 
 
 
 
そんな私の少しの不安は、毎回吹き飛ばされるんです。
プロライターさんはすごい!
2時間話通していたことを、決められた短い短い文字数の中でギュッと要約して表現してくださる。的確に!!
 
 
 
わたしは何度も何度も感動して。
自分自身のことも、プロライター目線からみて文章にしていただきたい!と思うようになりました。
 
 
 
そして出会ったのが、プロライター20年以上のキャリアをもつ、小川志津子さん。
 
直感で依頼したのでどんな女性なのかもわからない。
でも彼女の文章は好き。
 
 
まっさらな「初めまして」の目線から見てもらった「原麻衣子」を「初めて」私を知ってくださったひとに届けたい。
 
その想いで100%信頼して、私はいつものように。
ひたすら自分の話を伝えました。
 
そして完成!!
 
 
 
まっさらな目線から見た、原麻衣子のライフストーリー。
 
初めましてのあなたも、長い付き合いのあなたにも一度読んでもらいたい。幼少期から今に至るまでの、私そのものです。
 
どんな反応なのか私も楽しみです。
最終話までお楽しみに!
 
 
 
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【原麻衣子のライフ・ストーリー】

 

「妄想すごろく」

 

麻衣子さんが今、広めようとしている

夢の叶え方である。

 

現実味なんてなくていい。

ただの妄想でいいから

叶えたい自分の姿を、まずゴールに据える。

 

そしてそこにたどりつくまでの道のりを

一歩ずつ逆算し、すごろくにして

自分のノートに書き残すのだ。

 

 

 

自分の妄想。

そのための対策。

あるいは、ダメ出し。

自分ツッコミ。

 

あらゆるプロセス全部を文字にすることで

何だか、愛しく思えてくるのだという。

 

描いた夢のきらめきが。自分の不器用さが。

ひいては、自分自身、まるごとが。

 

原麻衣子さんの道のりは

きっと誰かの背中を押すはず。

さあ、ストーリーの幕を開けよう。

 
(取材・文/小川志津子)
 
 
 

①甘くて苦い「さんすうセット」

 

 

まずは、彼女の「妄想すごろく」を見せてもらう。

可愛いノートが何冊も出てくる。

 

たとえば「本を出版する」をゴールに据えたら

まずは何をするか、最初の一歩を次のマスに置く。

 

それを置いた時にどんな気持ちがするかを

また、次のマスに置く。

人の力とかも、どんどん借りる。

 

素敵だなあと思う人の書籍を研究して

「はじめに」に魂を込めるべきであることや

その書き出しが大切であることを学ぶ。

 

 

 

 

「毎日のすごろくもあるんですよ。

 朝起きてから夜寝るまでの

 1日の作戦会議をするんです」

 

自分で、自分と、行う会議だ。

 

「たくさんあるタスクを全部書いて

 どれをどんなふうにできたら最高か

 その日の理想のゴールを決めるんです」

 

 

そうすると、自分がどんな変遷を経て

今日1日を終えたのかが

ぱっと見でわかるのだ。

 

 

「こんなところから、今日はここまで来たんだよ

 ちょっと、すごくない!? って

 自分で自分をほめてやるんです。

 小さい頃から、話し相手がいなかったので

 自分でいろんな役をやってましたから」

 

 

思い出すのは、小学校時代の昼休み。

外に遊びに行くみんなを見送るでもなく

ただひとり、「さんすうセット」で遊んでいた。

 

「遊んでいたというより

 みんなの輪に入れないまま、時間をつぶしてた、

 っていう方がぴったり来ますね」

 

ちびっ子ならではの無邪気な願いごとが浮かんでも

ひた隠しにする日々だった。

 

「小さい頃から、一番の敵は母親だったので。

 とにかくお母さんにバレちゃいけない。

 すべて、クシャッ、とつぶされてしまうんです」

 

 

だから、脳内で妄想することが

彼女の生きる術となった。

 

 

「ここじゃないどこかへ行くんだ

 っていうのが、強い願望になりましたね。

 都道府県とか、47もあるじゃないですか。

 私はこれから先、47個も回れるのかな、

 って思っていて」

 

 

塾や習い事も、わざと家から遠い場所を選んだ。

 

「知らないものを知るのがすごく好きなんですよ。

 親や誰かからもらう幸せよりも

 自分から獲りに行く幸せの方が

 ずっと印象に残ってるんです」

 

 

その頃から、物事をすごろくで考えていたという。

 

「あれを獲りに行くには

 これをこうやって、それからこうやって……って。

 そしてそれを、達成していくのが楽しくて楽しくて。

 

 ゲーム感覚なんですよね。私はゲームも大好きで、

 攻略本を買って、みんなの知らない、

 裏ステージを攻めるのがたまらないんです(笑)」

 

 

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毎日が輝き出したのは、高校時代だ。

 

学区外の、英語を専門的に学ぶ高校を自分で選んで進学した。

 

「初めて『私だって叶えたい!』って思ったんです。

 

 今までは夢や願望を、我慢して隠してきたけど

 でも私だって叶えたいんだーー!って

 思うようになって。そこから

 すごろくを紙に書きとめるようになったんですね」

 

 

ここからは、自分で人生を切り拓いていくのだ。

 

「部活は、男子バレー部のマネージャーでした。

 いろんな選手のことを観察して、研究して

 その日の体調も把握しながら

 どうしたら調子が良くなるか、考えたり」

 

顔も知らない仲間たちとともに

まったく新しい環境で

ゼロから歩み始める最初の一歩。

 

 

「そういう境遇が、みんなちょっと似てたんですよ。

 本当に好きなこと、やりたいことを自分で選ぶ!

 という選択を初めてしたという点において

 みんな共通していたんですよね。

 

 どこか、わかりあえたというか。

 それがすごくうれしかったんです」

 

 

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原麻衣子のライフストーリーその2へ続く

 
 
 

(取材・文/小川志津子さん)

 
 
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