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株式会社メイクステージ代表・女性起業応援コーチの原麻衣子です。
 
ライフストーリー引き続き第2話をお読みください。(第1話から読む)

 

【原麻衣子のライフ・ストーリー】

 

「妄想すごろく」

 

麻衣子さんが今、広めようとしている

夢の叶え方である。

 

現実味なんてなくていい。

ただの妄想でいいから、

叶えたい自分の姿を、まずゴールに据える。

 

そしてそこにたどりつくまでの道のりを

一歩ずつ逆算し、すごろくにして

自分のノートに書き残すのだ。

 

 

 

自分の妄想。

そのための対策。

あるいは、ダメ出し。

自分ツッコミ。

 

あらゆるプロセス全部を文字にすることで

何だか、愛しく思えてくるのだという。

 

描いた夢のきらめきが。自分の不器用さが。

ひいては、自分自身、まるごとが。

 

原麻衣子さんの道のりは、

きっと誰かの背中を押すはず。

さあ、ストーリーの幕を開けよう。

 
(取材・文/小川志津子)
 
 

 

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②「楽しむ工夫」がハッピーの秘訣

 

麻衣子さんの、アルバイトのエピソードが痛快だ。

 

「引越し屋さんで働いてました。

 人と同じなのが嫌だったんですね。

 レストランとかファストフードとか

 どこかに行けば誰かがバイトしてるけど

 その二択しかないのってつまらなくないですか。

 

 引っ越しの仕事は登録制だったので

 最初は20人ぐらい同級生がいたんですけど

 次の日には3人になってて

 その次の日には私だけになってました(笑)」

 

 

バイト初日。

 

彼女はまだ仕事がわかっていない、背の低い、女子。

現場で女性のベテランに

 

「あなたはどう動いても邪魔になるから

 玄関でゴミ箱でも測っといて!」

と言われたのだという。

 

「その言葉に、カッチーン!と来ちゃって(笑)。

 絶対見返してやる!と思って

 その日から、私のすごろくが始まりました。

 誰にもバレずに、一人だけの世界で

 『バイトリーダーになる!』っていうすごろくが」

 

 

 

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大きく動くと、悪目立ちしてしまう。

だから誰にもわからないくらいの小さな一歩を

着々と、重ねて行く日々。

 

 

「まずは名前を覚えてもらおう、と。

 それで、みんなに名前を覚えてもらえてる人はどんなことをしているのか、リサーチするんです。

 

 あーーなるほど、コーヒーをサッと持って行くのか。

 あの人は、微糖で、あの人はブラックで

 あの人はBOSSなんだなー……って」

 

 

 

高校バレー部でのマネージャー経験を大いに発揮。

 

「ひとつクリアしていくごとに

 『よし!』『よくやった自分!』って思いながら。

 そうすると、来るんですよね。その日が。

 『ムラカミー、こっちお願い!』って」

 

 

すごいなあ、と感服するばかりだ。

 

だって私なら「別に引っ越し屋になりたいわけじゃないし」って頑張ることをなまけてしまうと思う。

 

けれど彼女はいちいち、場所を変わるたびに

「ここでのゴールは何か」を探しまくる。

 

 

 

 

「その方が、楽しいから。それだけです。

 目指すところを決める。

    それをゲームにしちゃう。

 そう、ゲームの仕掛けを作ってる感じですね。

 

 できるだけ、小分けにするのがポイントです。

 目標に負け続けると

    モチベーションも落ちちゃうし。 

 

 でも、簡単すぎても面白くない。

 だから『難しいけど、頑張ればできるんじゃない?』ぐらいのサイズ感が目安です」

 

 

 

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麻衣子さんは、自分を信じている。

とっさの時に「頑張ればできる!」って思ってる。

 

 

「そこが、すごろくのおかげなんですよね。

 頑張ればできてきた、その過程が

 目に見える形で、残っているわけだから。

 

 これまでの人生、だいたい私は

 厳しい選択肢を選んできたんですね。

 わざと遠くの塾に行ったり

 引っ越しのバイトを頑張ったり。

 

 そのぶん

『楽しく工夫する技術』が身についた。

 それが私の、生きる術だったんです」

 

 

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その原点を尋ねると

幼い日のことを聞かせてくれた。

 

「小学生の頃、いじめがクラスを回った時期があって

 親友がいじめられたんですね。

 その時、何かがプチンと切れたんです。

 もう、みんなに合わせながら

 へらへらしながら暮らすのは嫌だ!って。

 二人だけの世界でいいや!って思ったんですよね」

 

 

もう、みんなを敵に回していい。

私は彼女が大好きで、一緒にいると楽しくて

それだけで十分じゃないか。

むしろ、それこそを今、謳歌しようじゃないか!

 

 

「この世界を楽しんだ方がいいんじゃない?

 二人で、めっちゃ楽しもうよ!っていうことになって。

 一緒に図書館で勉強したり、遊んだり。

 

 そしたら、周りが変わってきたんですよ。

 私たちなりの『楽しい』を貫いていたら、

 声をかけてくれる子たちが出てきて」

 

 

 

自分たちが楽しんでいれば

 

たった二人でも、世界を変えることができる。

 

 

 

「最終的には、みんなに頭を下げて謝られて

 親友には泣いて喜ばれて。

 もらった手紙が忘れられないです。

 『あの時、私をかばってくれたのがうれしかった』って……

 やばい、泣きそう(笑)」

 

だから、逆境を選び取ることが怖くないのだと

彼女はけろっと、言い切るのだ。

 

 

 

 
 
 
 

(取材・文/小川志津子さん)

 
 
 

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