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株式会社メイクステージ代表・女性起業応援コーチの原麻衣子です。
 
ライフストーリーいよいよ最終話をお読みください。(1話から読む)
 
 

 

【原麻衣子のライフ・ストーリー】

 

「妄想すごろく」

 

麻衣子さんが今、広めようとしている

夢の叶え方である。

 

現実味なんてなくていい。

ただの妄想でいいから

叶えたい自分の姿を、まずゴールに据える。

 

そしてそこにたどりつくまでの道のりを

一歩ずつ逆算し、すごろくにして

自分のノートに書き残すのだ。

 

 

 

自分の妄想。

そのための対策。

あるいは、ダメ出し。

自分ツッコミ。

 

あらゆるプロセス全部を文字にすることで、

何だか、愛しく思えてくるのだという。

 

描いた夢のきらめきが。自分の不器用さが。

ひいては、自分自身、まるごとが。

 

原麻衣子さんの道のりは、

きっと誰かの背中を押すはず。

さあ、ストーリーの幕を開けよう。

 
(取材・文/小川志津子)
 
 
 
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⑤「これで行ける!」と思ったことがない

会社を立ち上げた彼女は今。

起業しようとする女性に寄り添うコーチングと「妄想すごろく」のワークショップに勤しむ日々だ。

 

よし、この道は合ってる。これで行けるぞ。

そう思った瞬間はいつですか、と尋ねたら。

 

「うーん……『これで行ける』っていう感覚がわからないかも。

『これがしたい』とか『こうしてるときが幸せ』っていうのはあるけど」

 

強いて言うなら。

彼女がひとつだけ、例をあげてくれた。

 

 

「『妄想すごろく』を本にする、っていうことに

 なぜかずっと乗り気になれずにいたんです。

 

 でも最近、ちょっと取材を受けて

 この方法を紹介しただけで

 

 『すごく使える!』

 『他にもそれを知りたい人が絶対いる!』

 っていう反応が返ってきて。

 すごく、ごめんなさいって思ったんです。

 

 こんなに素敵な思考術を

 独り占めしてきたということに」

 

 

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「妄想すごろくを本にする」というすごろく。

 

自分を満たすための目標ではなく

自分が持っているものをシェアするための目標。

 

 

「私のことなんて、誰も知らなくていいんですよ。

どこの誰だか知らないけれど、すごろくをやってみたら自信がついたよって。

ただそれだけでいいんです」

 

 

雑誌の取材やブログ、SNSで

何のつながりもなかった人と出会い

「すごろく」の時間をともにする。

 

 

「それがすごくうれしいんですよ!

『ダイエットしなきゃと思っていたけど

 ほんとはダイエットしたいわけじゃなかった』とか。

 

『誕生日会の計画が決まらなくて難儀してたけど

 すごろくにしたらすいすい進んだ』とか。

 めっちゃうれしい。めっっっちゃうれしいんです!」

 

 

そう。麻衣子さんは、何かを「交わす」ことに喜びを感じる人だ。

 

「交わす」ことにかけての夢は

それはもう、どこまでだって広がる。

 

 

「例えば、私は子どもがいないので。

子育て中のお母さんに『妄想すごろく』を伝えるとなると、私よりもっとちゃんと伝えられる方がいると思うんですね。

 

そういう方たちが、例えばママ向けの雑誌に載ったら!さらに違う層の人たちにも、伝えることができる」

 

 

思えば、自分の幸せに行き止まりを設けているのは他ならぬ自分だったりする。

 

高い理想を掲げてしまうと

そことの距離を痛感してしまって

悲しくなるから、下手な理想など

掲げずに粛々と生きていこう。

 

 

そんなふうにして

「願う」ことを放棄しながら暮らした日々が

多くの人に、きっとある。

 

 

でも人は、理想を掲げてもいいのだ。

何かを、願ってもいいのだ。

 

脳内で繰り広げられる妄想は

誰のことも傷つけない。

誰にだって、幸せを願う権利があり

その幸せは、何だっていいのだ。

 

 

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「そうなんですよ!

 そうしてその夢に向かって

 バレないくらいの小さな一歩を

 ちょっとずつ重ねていけばいいんです。

 妄想をどんどんふくらませていけばいくほど

 不思議と、すーーっと近づいていって

 気がついたら最短で叶っちゃった!みたいなことがざらにあるんですよね」

 

 

起業前から、よく聞かれるという。

ハードな道を選んでいるのに

なぜそんなにも自然体で

楽しそうにしているのかと。

 

 

「私のしてることって、めっちゃ妄想することと

 バレないくらいの小さな一歩を重ねているだけ。 

 

ハードそうなゲームほど燃えるし。

『めっちゃ難しい! めっちゃ面白い!』って、子供の頃と同じことを繰り返しているだけなんですよね」

 

 

現在進行中の「妄想すごろく」を尋ねると

ぴっかぴかの笑顔が返ってきた。

 

 

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「55歳で、軽井沢に住んで

 本を書いて暮らしてたいです。

 私はずうっと「書く」ことが好きだったってことに最近気づいたんですよね。

 書けって言われたら、なんぼでも書いてたい。

 そんな生活を、大好きな場所で、大好きな人と

 重ねていけたらなあって思って」

 

 

軽井沢でどうやって集客するの?

なんて考えてしまうけれど。

 

 

「それは、現実的になってからでいいんです。

緊急案件ではない。

それよりも、もっと楽しいことを満喫するんです。

どんなエリアがいいのかなーとか

どのスーパーに行こうかなーとか

じゃあ次に行く時は

そこに住んでる人になりきって過ごしてみよう!とか」

 

 

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そうやって暮らしていると

アンテナがそっち向きになるので

そっち向きの情報がどんどん集まってきて

麻衣子さんは後日、実際に軽井沢で

個人サロンを経営している女性と会うことになっているとか。

 

 

「『こうだったらいいなー!』って思うことを

 理想と現実の間がわからなくなるくらいに妄想していくと脳みそって単純なので、それが本当だと思ってくれるんです。

 

そうすると、55歳よりも早まる気がしてきちゃう(笑)

そうやって叶えてきたことがいくつもあるから、どんな夢も、きっと大丈夫。って思えるんです」

 

 

大丈夫。

 

誰かにそう言ってほしくて

不安をこじらせている人はきっと少なくない。

 

 

自分で自分にOKを出すことの難しさを

日々、痛感している人もいるだろう。

 

でも、彼女にかかれば。

彼女の「大丈夫!」が寄り添ってくれれば

世界はきっと、明るさを増す。

 

自分へのダメ出しで頭がいっぱいになったら

まず、彼女に会いに行こう。

 

試練を楽しみに変える魔法を

人生と身体まるごと使って、体得してきた人なのだから。

 

 

 

(取材・文/小川志津子さん)

 
  

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第5話で最終話となりました。

最後までお読みいただいてありがとうございました!

 

これまでのストーリーはいかがでしたか?

あなたの知らない「原麻衣子」はいましたか?^^ 

 

 

私が出版を目指している理由が今回の中にありました。
 
 
2016年夏に世の中にやっと出ることになった「すごろくノート術」
 
ノート術で大変化されたり喜びの報告をいただいて「ごめんなさい」と思ったのです。
これまで、私の幼少期の性格と環境から始まったもの。
まさか、こんな風に喜んでもらえて、役に立てるものとは思ってもなかった。
 
毎月開催しているワークショップでは限界があります。
私がメディアで発信しても、私を知ってもらった人にしか伝わらない。
 
だからこそ、メディアの力をお借りしたいと思いました。
 
私を知らなくてもいい。
何気に立ち寄った書店で、たまたま見つけたノート術の本。
 
「著者の原さん?も知らないし、すごろく?聞いたことない。
でも・・・
なんか面白そうだし、簡単そう!
なんかすごそう!本当に?実際に変わった人たちがいるのか。
 
まぁ、1冊買ってみようかな^^!」
 
 
 
こんな風に1人。1人。
幸せになる人。気持ちラクになる人。願い叶う人が増えたら
こんなに、嬉しいことはない。
 
辛かったから産まれたメソッド。
昔の子どものときの「麻衣子ちゃん」に感謝です。
 
 
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(2021年9月追記)

インタビューして頂いたのは2017年12月のことでした。

それから、2018年。
この時妄想していた、1つ1つすごろくのマスを進めていた「出版」して夢を叶えるすごろくメソッドをシェアしたい!夢を叶えることができました。

それから1冊、また1冊。
2年で4冊執筆させていただくことができました。
 
やっぱり夢は叶う!
妄想からでも叶う!

インタビュー記事を自己紹介記事とさせていただきました。