「男子は数学が得意」は嘘?学習能力における男女差が明らかに | 日々平穏

日々平穏

ROM専な自分が気になった事とかをつらつらと書いていけたらいいなぁ…。

昔から、理系クラスには男子が多い。少数派の女子がそこに入っただけで異様にモテてしまうという現象も、理系あるあるの一つですよね。

そんな、なぜか男子ばかり集まってしまう理系クラス。私たちの中にもなんとな~く「男子は理系科目が得意」という共通概念がありますが、実は“生まれ持った男女の能力差は関係ない”ことが最新の調査で明らかになりました。

今回は教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏の著書『女子校という選択』を参考に、学習能力にまつわる男女差を見ていきます。

文系クラスに進んだ瞬間、授業から数学が消えたことにこの上ない喜びを感じていた方も、もうxとかyとは関係ない世界に暮らしてますんで。という数学アレルギーの方も、未来の子育てのために参考にしてみましょう!

 

■女子=数学がニガテは嘘?

<一般には女子は数学が苦手と言われるが、多くの海外での研究結果から、女子向けの数学の教え方を実践すれば、女子でも数学の成績は上がることがわかっている。つまり、これまで女子が数学を苦手と感じることが多かったのは、教え方が男子向きだったからだと考えられる。>

そもそも、男女の指導法については大きな違いがあるそうです。

例えば数学でいうと、女子には1番の問題から順番に説明しながら解いていかないと次に進めない。一方、男子の場合は概論を大まかに説明すれば後は実際に問題を解いていくほうが理解が早い。

英語でいうと、女子は文脈優先で感覚的に読解する。男子は文法に則って数学的に理解する。 

「あの頃女子向けの教え方をされていたら、今頃数字に強くなって貯金も増えていたかも……」なんて妄想はご自由に。

 

■男女別学のススメ

“男女別学で学んだ生徒の方が、共学で学んだ生徒よりも15~22%も成績が良い。しかも男女別学校の方が生徒の生活態度も良く、学習意欲も高い”というデータが、オーストラリアのACER(The Australian Council for Educational Reserch)の調査で出ています。

この効果に期待して、すでに海外では男子クラスと女子クラスを分けて授業をおこなっている事例が数多くあるようです。

また日本でも、「共学だけど授業は男女別」を宣言したおもしろい学校がありました。

東京の中高一貫校、『かえつ有明高校』は女子校を共学化したのですが、現場ではこれまで女子を指導してきた方法論がなかなか通用しなかったこともあり、別学スタイルに行き着いたそうです。

<男女の発達段階が大きく異なる中学1年生から高校1年生までは、クラスを男女別にして、それぞれにあわせた授業や生活指導を行う。ただし、部活動や行事、生徒会活動は男女ともに行う。高校2年生、3年生においては、男女共学で志望進路別のクラス編成を行うのだ。女子校から共学校へ、そして、男女別学校へ。新しい流れになるかもしれない。>

 

学校に、男子はいるけど授業は別。みなさんはどう思いますか?

それでテストの点が上がるなら大歓迎ですが、男女によって指導を使い分けないといけない現場の先生が大変そうですね。 

現在、女子校の数は全国で約6.6%、5,000校ほどあったピーク時の半分以下にまで減っているといわれています。共学化がますます進むことによって、これからは男女別学スタイルも当たり前になるかもしれません。

http://www.men-joy.jp/archives/80424

| 壁 |д・) <男女で勉強法が違うってのはチョッと意外ですね。