私も久しぶりにブログを書いています。

 

ムツさんの元に来て、もうすぐ40年たちます。

 

私は沖縄で育ちました。

小学生の頃は、本を読む子供ではありませんでした。

年中、外で遊ぶことしか考えていない子でした、ハイ。

 

そんな私が、誰かに誘われて、

初めて小学校の図書室に入った時です。

 

何気なく取ったのが、ムツさんの本だったのです。

タイトルは忘れましたが、

こんなにおもしろい人がいるんだ!

と、なぜだか、本当になぜだか

ムツさんの本だけは読めました。

 

小学、中学、高校、とろくな事は

していませんでしたが、ムツさんの本だけは

いつも読んでいました、ハイ。

 

やはり、私も、みなさんといっしょで

ムツさんに惚れてしまいました。

 

社会人になり、東京に出て色々やりましたが

ムツさんに会いたい、という思いが強すぎて

22歳の時に、思いを固め、北海道へ旅立ちました。

 

ムツさんの本の中で、

ーー 突然、王国にやってくる若者が沢山いて

   困っているーー

とことは、百も承知だったので

動物王国のゲート(入り口の門)のインターホンを

震える手で押したのを今でも覚えています。

 

「沖縄からやってきました~~~」

 

と、緊張のあまり、でかい声で

言ったのも覚えています。

 

それがかえってよかったのか、

「あっ、そう~~~」と

驚いた声で返事が聞こえ

 

それは、同時王国にいたヒゲさん(ムツさんの弟さん)で

すぐに

 

「入りな~~~~!」

 

という返事。

 

まさかの展開で・・・!」

 

ゲートを開けて中に入ると、

犬たちがすごい勢いで私に吠える吠える・・

アワアワしている私にヒゲさんが笑いながら

「へ~~~、沖縄からきたの、すごいね~~~」

と言ってくれて

「ハイ~~~」

と返事をしながらも、犬たちに囲まれて

心臓がバクバクしている私に

「明日からおいで!」

と、ヒゲさん。

 

本当なんです。

 

1年粘って近くに住みながら王国に入るつもりでしたが

なんと行った日に、王国入りが決まったのです、ハイ。

まさか、まさかの展開に

驚きとワクワクの毎日がスタートしたのです。

 

色んな偶然が出会いを作ってくれたのですが

当時、ちょうどムツさんが映画を作るのに

人手も足りなくて、

馬をやる男の人が欲しかった、ということで

 

何でもします!

 

と、触ったこともない馬を担当したのです、ハイ。

 

と、少しだけムツさんとの出会いを書きたかったのですが

やはり、簡単には書けないです。。

 

動物王国のゲートのピンポンを押して

もうすぐ40年。

 

それはそれはたくさんの時をムツさんと過ごしました。

 

どうしようもなく、ただただおもしろい話しも

いっぱい聞きました。

 

そんな私たちが聞いている、動物だけにとどまらず、

生きる喜びをくれる話しを

ムツゴロウの656,でもっと撮りたかった・・

 

それはもう、ムツさんに早いよ~、だめだよ~~という

思いでいっぱいです。

 

 

私も、みなさんと同じ、ムツさんのファンでした。

大ファンでした。

 

これからは少しでも、私たちがムツさんと過ごし

いっぱい聞いた、大切な話しを

写真や映像を使いながら、656などで

ムツさん、という人、その世界を

語り続けられたら、と思っています。

 

先日、5月11日に道産子の六姫ちゃんが

仔馬を産みました。

 

純子ママに

「何か名前を考えて」と頼みました。

 

今日、ママが

「吉六、はどう?」と言いました。

 

決まりです、キチロクです。

 

これは今日のキチロク。

オスです、ハイ。

 

 

ツンタ