護身術の真髄16新たな道 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

海猿は彼らの判断を忠実に守り違反を検挙、送検する。

検察も裁判所もまたそれに従い判断を下す。

国土交通省の彼らもまた長く引き継がれてきた大きな常識の中で暮らしている。

国家と言う巨大組織にいる以上従うしかないのだ。

野人が言った「見えない敵」とはそのことだ。

実体はないが途方もなく巨大な壁。

海だけでなく陸にも農業にも医療にも世界中に乱立している。

道理でそれらを崩し、新たな道を示す為にこのブログを書いている。

人を攻撃することが目的ではなく人を傷つけることでもない。

痛烈な記事による誤解は仕方ないことだがそれが野人の本心だ。


この巨大な壁とは戦わなければならない。

この攻防から数年後にヤマハを退社、山奥にこもり、自然と対話しながら地球物理学の研究に没頭するとこの時から決めていた。

17歳の時から見えない力に導かれ、やっと進む道がはっきりと定まったのだ。

研究は目的ではなく手段、世の中に役立てる為だ。

クラシックマウンテンと果樹園と農園、それに時々海に下りて漁労する為に漁協の準組合員の承諾もとり、設計した野人スーパー筏や船を停泊させる場所も決まっていた。

全自給自足だから食べる為に働く必要はなく、肉は年に2頭ほど猪を仕留めれば良い。

体も一から鍛え直し、やり残した武術を極めるつもりでいた。

気が向いたら携帯電話代やガソリン代程度は稼げばよく、そのくらいは漁師や農業でも十分だ。

山奥の小屋には、電気ガス水道など元より必要ない。

その前に有用植物の研究に中国へ留学しようと資料を取り寄せ中国語会話も始めた。

行きがかり上、会社を興すことになりそれらは一時断念したがあきらめていなかった。

会社経営しながら、きっといつかと思いながら計画も武具も温めていた。

しかし一昨年末に戦いを放棄、20代より大切にして来た得意の武具さえも置いた。

そして今また、戦わずして巨大な壁を崩す道を模索しようとしている。


野人はこの戦い以来、議論をしなくなった。

男なら誰にでもあるだろうが野人には特に強い防衛、闘争本能がある。

武力、武術を人に使うことは20代で放棄していたが本能が消えることはない。幾度も命がけで戦い死地を切り抜けてきたのだ。

いくら制御しようが火が付けば困難になるのは自分で分かっている。

議論とは言葉を使った戦いであり、時と場合によってははっきり勝敗をつけねばならない。

それが嫌なのだ。

子供でも大人でも些細な口論から争いになることが多い。

引き分けがあれば良いのだが負けたくなければ勝つしかなくなる。

勝っても充実感はなく、むしろ相手の痛みを強く感じる。

会社を興し、県に多くの委員を依頼されても議論しないと言う条件で引き受けていた。

意見を求められれば答えるが余計なことは言わない。。

自分で言ったことは自ら証明すればそれで良いのではなかろうか。

野人が両断するのは人ではなく実体のない壁であり、本能はそちらへ向けている。


続く・・次回最終


武器よさらば 野人最後の棒術

http://ameblo.jp/muu8/entry-10423700082.html

他・・

野人の哲学は テーマ「たった一人の武士道」

考案した武具は テーマ「野人愛用の道具武具」に